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2014年1月、今月読んだ本7冊

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僕が今月読んだ本を紹介します。
是非みなさんの本選びの参考にしてみてください!

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『渋谷ではたらく社長の告白』(藤田 晋)

 

<要旨>
21世紀を代表する会社を作りたい――。高校生のときに抱いた起業の夢は、サイバーエージェントの設立により実現した。しかし、社長になった彼を待っていたのは、厳しい現実だった。ITバブルの崩壊、買収の危機、社内外からの激しい突き上げ……。孤独と絶望、そして成功のすべてを赤裸々に告白したノンフィクション。夢を追う人必読の書。

かなり古い本でしたが、年末にBOOK OFFでかなり安かったので購入して読みました。
渋谷がビットバレーと呼ばれていたネットバブル全盛の中で上場を果たし、その後崩壊していく中で株価に翻弄されながらも難局を乗り切ったCyberAgent社社長の自伝的な内容です。
僕自身ネットバブルを経験した世代ではないので、CyberAgentは端から見るとチャラチャラしている(良い意味で)イメージですが、そんな企業でもこうした苦悩の時期があったというのは意外でした。
本書の中に「分からないとは言うな。分かったフリをして会話し、帰ってから勉強しよう。」という旨の台詞があり、創業間もない企業の実情がリアルに書かれていて面白かったです。

 

『アーキテクチャの生態系―情報環境はいかに設計されてきたか』(濱野 智史)

 

<要旨>
ミクシィ、2ちゃんねる、ニコニコ動画、ケータイ小説、初音ミク……。日本のウェブサービスは固有の形に進化している。他の国にはない不思議なサービスの数々は、なぜ日本独自の進化を遂げたのか。
本書は日本独自の〈情報環境〉を分析し、日本のウェブ社会をすっきりと見渡していく。
ゼロ年代を代表する最注目の若手論客による、日本の〈情報環境〉を検証する決定的一冊。

これめちゃめちゃ面白かったです!個人的に1月のベスト。
この本ではまず人の行動を規律する<アーキテクチャ>という概念を提唱します。
例えば飲酒運転を規制するというケースを考えると…
・規範…「飲酒運転は悪いことだ」という道徳心に訴えかける
・法律…飲酒運転を禁止する法律を作り、一定の刑罰を課す
・経済…飲酒運転禁止法を厳罰化し、違反者の罰金額を増やす

などが従来までの規制手法であるのに対して、<アーキテクチャ>とは
・アルコールが検出されるとキーがかからない設計の車を作る
というような、規制される側の価値観を考慮せず、技術的に、あるいは物理的にその行為の可能性を封じる規制方法を指します。

このような<アーキテクチャ>による規制は特にネットにおいて多く見られ、その<アーキテクチャ>の様態によってWebサービスが様々に独特の進化を遂げていった経緯を筆者は分析しています。

難しそうに感じますが簡単に言えば
「何でyoutubeよりニコニコの方がヲタっぽいのか?」
みたいな事を本気で分析している本です。

 

『ユーザーファースト テレビとスマホの視線争奪戦を生き抜くマーケティング思想』(友澤 大輔)

 

<要旨>
テレビはスマートフォンと一緒に楽しまれるようになり、
テレビだけに視聴者の視線を引き止め続けることは一層困難になった。
生き残りをかけるメディア企業、ネット企業、広告会社、そしてマーケティングを展開するあらゆる企業にとって、
今こそユーザーファーストとは何かを見直す好機である。
そして、テレビやスマートフォン、タブレットと、無限に広がるスクリーン(オムニスクリーン)間で起こる
“視線争奪戦”を生き抜こうとする国内外のプレーヤーたちの取り組みはその指針となるはずだ。

テレビの視聴率って年々下がりつづけているとよく言われます。
そうした”テレビ離れ”の原因として、「ネットの普及で視聴者がそちらに流れている」ということがよく言われます。

しかしTwitterなどで”バルス祭り”と呼ばれるような出来事を通じて、私達はテレビとネットという二者択一ではない、両者共存の可能性を実感しています。
おそらく今後、テレビとネットの境界はますます無くなっていき、両者を自由に行き来する発想を持ったマーケターの重要性が増してくると思います。
そうしたテレビとネットの融合について、国内の先進事例や、海外の事例を踏まえつつ分析しています。

テレビとネットというメディアについての著書なので、両者を横断する広告プロモーションについての事例が多く掲載されていました。
広告ビジネスに興味がある就活生の方などは、オススメの1冊だと思います!

 

『ビッグの終焉―ラディカルコネクティビティがもたらす未来社会』(ニコ・メレ)

 

<要旨>
人と人がいつでも、瞬時に、地球上のどことでもつながり合う能力は、世の中を劇的に変えている。
ソーシャルメディアのパイオニア、政治・ビジネス戦略のエキスパートとして第一線で活躍し、ハーバード大学ケネディスクールでも教鞭をとる著者が、
新しいテクノロジーがもたらす社会の未来の素晴らしさと恐ろしさを説く。

今年の1月10日に発売されたばかりの著書。
スマートフォンの普及、SNSの興隆などで人々のインターネットを介するコミュニケーションコストは大きく低下しました。
こうしたラディカル・コネクティビティ(圧倒的な繋がりやすさ)が社会にどのような影響をもたらすのかについて考察している本です。

市民がTwitterによってジャーナリズムの機能を代替するようになり、少数の人間による優れたアイディアをクラウドファウンディングによって形にして大企業の牙城に迫る。
旧態依然とした”ビッグ”な存在が市民の団結によって崩壊していく過程は一見すると爽快なストーリーです。
しかし、行き過ぎた民主主義プロセスは時に混沌をももたらす危険性を常に孕んでいます。

あらゆるビッグが崩壊していくこの時代に、私達はラディカル・コネクティビティを組み入れつつも一定の秩序をもつ、新たな組織像を模索していく必要がある。そして全てのビッグが崩壊してもなお残る大きなものは”ビッグ・チャンス”であると筆者は論じています。

 

『統計学が最強の学問である』(西内 啓)

 

<要旨>
あえて断言しよう。あらゆる学問のなかで統計学が最強の学問であると。
どんな権威やロジックも吹き飛ばして正解を導き出す統計学の影響は、現代社会で強まる一方である。
「ビッグデータ」などの言葉が流行ることもそうした状況の現れだが、はたしてどれだけの人が、その本当の魅力とパワフルさを知っているだろうか。

グーグルをして、いま最も”セクシー”な職業だと言わしめる「統計家」
その評価躍進にはIT界隈でバズワードになって久しい”ビッグデータ”が関連しています。
大量の非構造データを収集・保有・計算できるようになった今、そのデータをどう料理するのかを決める統計家が多くの人の注目を集めているというわけです。
カジュアルな文体で読みやすく、文系の僕でも十分できる内容でした。
そして「統計学が最強の学問である」という理由も説得力がありました。

この本を読んで、僕も最低限の統計リテラシーを身につけたいということで、独学で統計学の勉強を始めました。笑

我ながら単純ですが、好奇心くらいはは単純なままでいたいと思います。

 

『これからの「正義」の話をしよう─いまを生き延びるための哲学』(マイケル・サンデル)

 

<要旨>
1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか?
哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。
アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。

発売した当初から気になってて、kindle版がかなり安かったので購入。
今ならただでさえ安いkindle価格がさらに20%OFFなので、気になる方はこの機会に購入しても良いかもしれません。

内容は”正義”という概念を幸福・自由・美徳の3つからなるものと定義し、その3つに対して功利主義者やリバタリアン、カント、アリストテレスなどのアプローチから考察を加えています。

話自体は哲学的で難解な部分もありますが、問題提起が具体的な事例に対する問答から始まっているので、興味深く読むことができました。
哲学というと日常から乖離した学問というイメージがありましたが、本書を読んで、普段の生活の至る所に哲学的問題が潜んでいるということを感じて、ちょっと哲学に対する見方が変わりました。

 

『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた。』(堀江 貴文)

 

<要旨>
『二重らせん』『とんび』『山賊ダイアリー』。獄中で読んだ千冊からオススメ本をセレクト。そこから話は「ビジネス」「生活」「日本の未来」にまで広がり…「堀江貴文の頭の中」がわかる本!

これもkindleで。
年始に角川書店がkindle本の大型セールをやっていて、かなり安かったので勢いで購入。
獄中という「情弱」状態でも「情強」で居続けるために1000冊の本を読んだホリエモンの体験談です。

具体的な書名を書いた上で「この本を読んでこう思った」と書かれていたので、頭いい人の読書の仕方的な面で興味深かったです。
本書を通してかなりの本が挙げられているので、これから本でも読もうかなという人の導入書的な位置づけとしても効果的な一冊だと思いました。

ちなみに僕は本書を読んで『外資系金融の終わり』という本が読みたくなりました。時間があれば読みます。

 

今月読んだ本は合計7冊でした。
10冊/月くらいは読みたいと思っているんですけど、なかなか難しいですね。。。

皆さんのオススメも是非教えてください!

 

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