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【就活】GD評価シートに見る、議論の進め方

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DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow@yuta_black)です。

前回の記事でGD全般に通底する個人としての心得・姿勢を書きました。
この記事ではGD全体に目を向け、議論というのはどのように進んでいくのかという事について書いてみようと思います。

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僕は以前就活セミナーを企画・運営していました。
そこで実際に学生にGDをしてもらい、その内容を評価するという事もしていました。
今回はその時に使用していた「GD評価シート」の内容を紹介します。
このシートを見れば、GDにおいて評価者が議論をどのように捉えており、どういった点をチェックしているかが分かるかと思います。

ちなみにこのシートはセミナーを企画段階で就活を終えた学生4名がにより共同で作成したものになります。
前述の就活セミナーはそもそも大手企業の就職支援事業部の元で開催されたものであるため、こちらの評価シートも企業へ上申した上で使用許可を頂きました。
そういう意味では単なる学生の寄せ集めの知識以上のものであり、十分参考になる情報ではないかと思います。

ちなみに、実際の評価シートは要点項目だけを羅列したものなので、ここでは僕が適宜項目の解説を行っていこうと思います。

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議論の展開

①課題の確認(ゴール設定)

例えば「〇〇の売上を上げよ」といった課題の場合、どれだけの売上を上げれば”目標達成”となるのか?を決めるステップです。
場合によっては「3倍にせよ」など明示されている場合もありますが、明示の無い場合は自分達でゴールを設定することとなります。

②定義の共有

「スマートフォンの売上を伸ばせ」という設題の場合、「スマートフォン」とは何を指すのか?
iPhoneなのか、Android端末も含めるのか、それとも種類を問わず全てなのか?
こうした言葉の定義の共有も議論を始める準備としては大切です。

③前提(クライアント・主体・コスト・期間etc…)の確認

・クライアント…誰に頼まれた課題を解決するのか
・主体…自分達はどういった立場なのか
・コスト…どれくらいの予算があるのか
・期間…いつまでに解決すればよいのか
などなど、そもそも課題を解決するにあたって決めなければならない前提条件をきちんと共有できているか?という点です。
ここに挙げたものはほんの一例です。
実感として、しっかりとした前提確認をしないと議論の中盤以降で進むべき方向性が見えなくなり、議論が収束しない傾向にあります。

④課題の分析(要素に分解)

課題を解決するために、課題を分析します。
例えば「売上を上げる」為には売上はどのように構成されているか分析する必要があります。
一例を挙げれば売上は以下のような式で決まります。

(売上)=(客単価)×(客数)

そうすれば売上を上げる為には「客単価」か「客数」を上げればいいということがわかります。

この時注意なのは、売上を構成する要素は様々な切り口から分析することができるということです。(以下例)

(売上)=(平日売上)+(休日売上)
(売上)=(朝売上)+(昼売上)+(夜売上)

解決すべき課題の性質などによって、最適な切り口は変わってきます。
この辺は何度かGDを経験して勉強していくしか無いと思います。

⑤ボトルネック特定

課題の分析が終われば、課題解決の為のボトルネック(最も大きな原因)を特定します。
この時大切なのは、④の分析が不十分だと真のボトルネックが特定できないことです。
例えばある店の売上の落ち込みの原因が「平日”昼間”の売上が低い」ことだとすると

(売上)=(平日売上)+(休日売上)

という分析だけでは不十分です。
この分析だけだとボトルネックは「平日の売上が低い」ということになってしまいますが、本当は「平日の朝」「平日の夜」はお客さんがいっぱいで特に問題ではないという状況になってしまいます。
よってこうした時は

(売上)={(平日朝売上)+(平日昼売上)+(平日夜売上)}+{(休日朝売上)+(休日昼売上)+(休日夜売上)}

というようにさらに深い分析が必要であるということになります。
分析がざっくりし過ぎていると、ボトルネックに不純物が混じり込み、正しい施策を打つことができません。
(今回の場合だと真の問題は「平日昼間の売上」であるのに、『平日のモーニングメニューを充実させる』といった効果の薄い施策を提案してしまうかもしれません。)

⑥ボトルネックに対する打ち手(=施策)列挙

特定したボトルネックの解消に向けて、意見を出すフェーズです。
ここではブレスト形式でざっくばらんに沢山の意見を出しましょう。

よく見られるのが、①〜⑤までの準備が不十分なままいきなり打ち手のブレストに入るというパターンです。
きちんとした分析に基づき、ボトルネックをしっかりと特定していなければどんな打ち手であっても、当てずっぽうの結果に終わってしまいます。

⑦打ち手の評価→選択

沢山出てきた打ち手を評価し、評価が最も高い打ち手を選択します。

⑧課題との整合性

最後のフェーズです。
自分達が出した打ち手で本当に①で設定したゴールを導けるかを確認します。

ここで挙げた①〜⑧のすべてのフェーズをしっかりとクリアしていけば、かなり良い議論内容と結果になると思います。
また、たとえ他のグループと同じ打ち手を提案することになってしまったとしても、ここまでの議論を通して出てきた打ち手と、なんとなくブレストして出てきた打ち手では重みが全く違います。

参考書籍 『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』

今回問題作成に当たった4名の学生の内、僕含め3名がこの本を読んでいました。
なので、今回の記事の内容はこの本に依るところが少なくないと思います。
GDにおけるバイブル的な本ですので、自信の無い方は一度読んでおくことをオススメします。

 

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