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Kindleで就活本を1年と4ヶ月販売した結果と、そこから感じたこと。

2017卒就活生の就活解禁まであと3ヶ月。

DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow@yuta_black)です。

当時も当ブログでお知らせしたのでご存知の方も多いと思いますが、昨年2014年の8月に僕の就活での経験をまとめたKindle電子書籍を出版しました

この本を出版しようと思った経緯などは、当時以下の記事にてまとめています。

今回は出版から1年4ヶ月が経過した現在までの販売状況などについてまとめ、その中で気づいたことを書いていきたいと思います。

 

Kindle本販売状況

『就活に不安を感じている、あなたへ』は2014年8月13日に販売を開始しました。
そこから現在までの販売数を月別にグラフにしました。

スクリーンショット 2015-12-01 01.04.47

開始当初はブログ効果もありたくさん売れ、その後は定常的に月数冊が売れている感じです。
当初は「学生の就職」という小さなカテゴリでランキング上位だったことも、販売数に寄与したと思われます。

さすがに1年ほどたった8月くらいからは1冊も売れない月が続きましたが、2017卒就活の盛り上がりを受けて再び販売数が伸びています。
販売開始から現在までで累計販売数は52冊、ロイヤリティ(販売利益)は10,000円ほどです。

カスタマーレビューを1件頂きました!

非常にありがたいことに、カスタマーレビューも1件だけ頂いています。

評価:星4 「いい」ーとくさん
数あるこの類いの本の中で特筆すべきは、筆者が14卒であることだ。彼自身が様々に試行錯誤してきたであろうことがこの本を通してひしひしと伝わってくる。そういった就活生目線の現場を感じることができるのはこの本以上のものないと思う。

確かにこの本の中で言われていることは就活生であればなんとなく耳にしたことがあるような内容がほとんどであるが、実際に筆者が取り組んだ方法論が貴重であると思う。この方法論は非常に具体的に書かれていて、言ってしまえば今からでも使えそうなレベルにまで落とし込まれている。
また、就活に関する一般的な情報から筆者が考えたことも分かりやすくていい。ちょうど就活生なら疑問視するような点を汲み取ってくれている。
だけど、本書では章ごとにまとめをはさんでいるが前半部分(第1編あたり)では文量も少ないのにまとめが入ってしまうので多少くどい。できるなら、大事なトコを本論で太字にするとかで強調すればいいと思った。
あと細かい話だけど、前年までの就活の流れと今年からの就活の流れを同一ページに見せてほしかった。kindleだとページまたぐのが面倒。画像も二つまとめてのもののほうが良かった。
内容も就活全般のことは包括的に取り上げているし、文体も平易であるからとりあえずで読んでみる価値はある。就活に対する不安は幾分和らいだ気がします。
カスタマーレビューより全文引用

読んでいただければ分かるのですが、非常に愛のあるレビューです。
このレビューを読んだときは本当にうれしかったです。

メールにて相談・問い合わせも頂きました!

本書では末尾にぼくのメールアドレスを記載して就活の相談を募集したり、付録としてぼくが書いたエントリーシートを公開しているブログ上のURLなども公開しました。

それによりメール経由や、ブログ経由で就活の相談・問い合わせも何件か頂きました。
こちらも目に見える反響だったので、嬉しかった。

 

電子書籍はブログと相性良し

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ここからは2点ほど感じたことを。
断言できるほどの母数では無いんですが、やってみて感じたのは電子書籍とブログはとても相性が良いということ。

電子書籍とブログってメディアとして相互補完的な立ち位置にある気がしています。

電子書籍の販促を補うブログ

これまで売れた52冊のぼくの書籍は、そのほとんどがぼくのブログ経由で売れています。
最初こそカテゴリランキング上位になりAmazon内での販売も多かったですが、時間が経ちランキングが下がってしまえばそこはもうブラックホール。
偶然Amazonを利用していて、ぼくの本を見つけるなんてことは滅多にありません。

それに対してぼくは就活系のブログ記事を多数書いて、就活記事の末尾には本書の紹介を入れています。
これにより検索→当ブログ→書籍購入という流れが非常に多いです。

Amazonは国内最大のECサイトであり、最大の販促メディアです。
しかし余程の商品力・ブランド力・話題性がなければ、巨大な販促メディアの掃き溜めと化すだけ。Amazonに頼りすぎず自分自身で書籍をプロモーションしていく必要があります。

執筆障壁を下げるブログ

電子書籍とブログの関係は、コンテンツ制作においても相性が良いです。
『就活に不安を感じている、あなたへ』はもともとブログ記事として書いていたものを、1冊の本へと加筆・修正する形で出版しました。

おそらくいきなり「本を書こう」と思ったとしても、一般人が急にゼロベースで文章を書いていくのは難しいと思います。

その点ブログなら「1テーマ1記事」という、比較的書きやすい単位で文章を執筆できるのでハードルが断然低いです。
ぼくの場合もコツコツとやっている間に、気づいたら本にできるくらいの分量になっていたという感じでした。

付加価値をつける電子書籍

最後はマネタイズの部分。
コツコツと比較的簡単に書けるのがブログの利点ですが、反面収益モデルが広告中心で利益率が低いです。

それを電子書籍としてパッケージ化して販売することで、文章に付加価値をつけることができます。

『就活に不安を感じている、あなたへ』も、内容自体はブログ上で無料公開している記事と変わりません。
しかしそれを読みやすいように編集し、本というパッケージにすることで価値をつけることができます

このようにメディアの特性を理解することで、同じ文章でもブログと本で全く違う価値が生まれるということが分かったのは大きな勉強になりました。

 

本書はまだまだ就活生の役に立てる

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もう一つ感じた点としては、拙著『就活に不安を感じている、あなたへ』はまだ就活生の役に立てるということ。
実は今年に入ってからは、あまりこの本を強く勧めることはしていませんでした。

というのもぼく自身が就活生から徐々に遠い存在になり、もう当時の経験が当てはまらないんじゃないかと思ったから。
実際、本書第2編の「スケジュールと時期別にみるアクションプラン」は、スケジュール変更により今は当てはまらなくなってる部分があります。

しかし就活生からの相談を聞いていたり、コンスタントに毎月売れているという状況を見ると、やっぱり本質的な就活の悩みは当時と変わっていないと感じました。

 

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従来よりも3ヶ月後ろ倒しのスケジュールで混乱を呼んだ2016年の就活。2017年はさらに面接時期が変更になると言われています。

こうしたルールが頻繁に変わる状況においては、小手先の勝負ではなく本質的な就職活動をすることがますます大切になります。

例えば本書の第1編第1章の「就活生に教える、就活が楽しくなるたった1つの魔法」では、就活を楽しくする唯一の方法はなるべく早めに準備を始めることだと書いています。
これは就活の開始時期に関わらず、どんなスケジュールになっても言えることです。

このように、これから就活が始まろうとしている2017卒就活生にとっても、きっと本書は役に立てるはずですので興味がある方は是非Kindle本を買って読んでみてください!

値段は300円。無料のKindleアプリさえDLすれば、どのスマートフォン/タブレットからでも読むことができます!

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