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そのファッションに意志はあるか。 “普通のファッション”が市民権を得る日。

DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow@yuta_black)です。

『できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則』という本が話題のようです。

 

引用記事を読んで自分自身色々と考えることがあったので、今日はそれについて少し考えてみようと思います。

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合格ラインとしてのファッション知識

引用記事によると本書の内容は以下のようなものだそうです。

大人の普通のファッションを実現させるために必要なことは

  • ベーシックであること
  • 自然であること
  • 清潔感があること
  • シンプルであること

の4つの要素を兼ね備えていることだと言います。

4つの要素を備えるためには、

  • 無地で
  • 余計な装飾がなく
  • 単色で
  • サイズが身体にフィットしている

服を選ぶことが大切です。

“引用:俺の遺言を聴いてほしい

ここで書かれているのはあくまで”普通の”ファッションをするための条件であり、ぼくも個人的に頷ける内容です。
引用したブログ記事の筆者も、本書の内容はとりあえず無難な合格ラインに立つためのヒントになると書いています。

 

普通が市民権を得る日

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確かに普通のファッション、無難なファッションはファッションを楽しむ上で抑えておかなければいけないものだと思います。
そもそもの普通・王道がわからないと、その上で自分なりのアレンジや、いわゆる”ハズし”などを効かせられないからです。
序・破・離でいうと、まずは序をしっかり身につけるということ。

しかし最近のファッション界隈の流行をみると、破や離が姿を潜め、この「とりあえず無難な合格ライン」こそがゴールになっている感を過剰に感じます。

究極の普通と言われるノームコアファッションの流行などがそのトレンドをよく表しています。
着飾らないシンプルさ、もっと言うと、誰にとっても受け入れられるファッションは日本でも人気です。

 

自由と選択とマッチポンプ

ファッションは個性だ!なんていう強い思想があるわけではありませんが、着るものというのはやっぱりその人の考え方や意志が反映されているものだと思うんです。

というのも、ファッションというのは選択の連続だからです。
ファッションの基本的なルールなんてものは突き詰めて考えると、最低限衣類を身に付けること、適切な温度を保つことなど数えるほどしかありません。
それ以外何を着るかは、ほとんど自由。

制約がないからこそ、その中で人がどんな服を買い、どんな場面でそれを選び、どんなアイテムと合わせるのかという選択の余地が多くなります。

そしてその選択の中にこそ、その人の気持ちや意志が現れるとぼくは思います。

  • 今日はデートの日だから、ちょっと気取って仕立ての良いテーラードジャケットを。
  • おしゃれな友人とのショッピングは、ちょっと難易度高めなレイヤードスタイルで。
  • 今年最初の秋を感じた日は、ベージュの台形スカートでレトロガールをイメージ。

そうやって着るものに自分の気持ちを落とし込んでいくうちに、自分の気持ちもさらに高まっていく。
ファッションは、そんな気持ちのマッチポンプのようなものだと思っていて、ぼくがファッションを好きな理由もそういうところにあります。

 

そのファッションに意志はあるか

  • このトップスにはこのボトムス、裾をちょっとロールアップ。サイズはもちろんジャストで。
  • このシフォンブラウスはスカートにインして、このパンプスにあのバッグ。

一つを決めれば後はジグソーパズルのように型にはめていく、セオリー通りの着こなし。

誰から見ても無難な合格ラインのファッションは確かに”正解”なのかもしれません。
ですがそこにはファッションの大切な要素である自分の気持ちや意志が抜け落ちてはいないでしょうか。

「今日はこういう気分だから、この服を選んでこんな雰囲気に。ただそれだけじゃつまらないから、こんなアレンジを。」

そんな着る人の気持ちがモリモリ乗った、表情豊かなスタイルにぼくは魅力を感じます。
楽しい時に笑い、悲しい時に泣き、嬉しい時に微笑む人が素敵なように。

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