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【就活】情報に溺れない企業研究を

Updated on

130626h

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当ブログを運営するFukulow@yuta_black)です。

はじめに

前回の記事では企業選択において陥りがちな「とりあえず業界で絞る」という思考を捨て、自分独自の希望に沿った選択基準を設定すべきであるという話をしました。

今回はその続き、企業選択の応用編について書いてみようと思います。
応用編となる今回のテーマは企業研究です。
企業研究とは、あなたが企業選択において確固たる基準(=「自分は〇〇な企業で働きたい!」)を持てたとして、その「〇〇」が本当にその企業にあるのかどうか?をどのように見定めるのかという話です。

議論の過程を明らかにする為に、前回の基本編と今回の応用編が実際の就活において、どのような繋がりになっているかを一度下図で確認しておきましょう。

企業研究

就活の「自己分析から企業選択」までのフローを上図の様に3つのフローに分けて説明していきます。
見てもらったら分かると思うんですが、通常のフローとは逆向きに記事が進んでいってるんですよね…
ほんとはフロー通りに説明できれば良かったんですが、簡単な内容から説明していこうと考えた結果、このように逆行する形になってしまいました。

ポジショントークに気をつけろ

それでは企業研究の話に入っていきます。
皆さんは「企業研究」とは、何をすることだと考えていますか?

OB訪問する、説明会へ行く、セミナーへ行く、企業HPを見る…
きっと行動単体レベルではこういった事がバラバラと出てくると思います。
上で挙げたことは全て大切だと思います。
これらをどんどん行うことは個人的に賛成です。

しかし色んな情報収集を行う上で、知っておいて欲しいことは
「基本的に人の話はポジショントークの域を出ることは出来ない」
という事です。

ポジショントークとは、人は会話をするとき「その人の立場から」という限定的な話しかできないということです。
(狭義では金融用語なのですが、ここでは上記のように広義にこの用語を用います。)
例えば僕はこうして就活に関する記事を書いていますが、この記事はどう頑張っても僕の立場からの(=僕の価値観を反映した)話しかすることができません。
僕は自分の中にある種の”理想的な就活像”を持っていて、それを語ることしかできないのです。(なるべく偏りのない記事にしようと心掛けてはいるんですけどね。)

基本的に企業側から提示される情報も人事という立場から(場合によっては極めて片面的な)解釈を通したものであることが多いです。
人事の話す情報は、人事部が1年前から採用戦略を立てて、うんうん考えながら
「先輩、このメッセージでどうっすか?」
「そうだな、ここの表現はもう少しこうアレンジした方が受けがいいんじゃないか?」
なんて言いながら決定され、その後いくつもの稟議の末に決まったものです。
学生受けが良い要素が其処彼処に散りばめられているのです。

また、たとえ人事の人が本音で話そうとしてくれたとしても、自分の立場というバイアスから完全に自由な話をすることはほぼ不可能です。

これはOB訪問に関しても同様のことが言えます。
確かにOB訪問は、その企業の社員からしか聞けないような情報を聞き出すことが出来るという点で有用です。
しかし、基本的に社員は自分の会社に対してある程度肯定的な意見を持っています。誰だって自分の企業選びを正解だったと思いたいものですから。
社員の話はこうしたポジショントークにより、一面的な情報しか得られないことが多いです。

そんなOB訪問で「仕事をしていてやりがいを感じる時は?」等といった、OBの人の立場から解釈を通した情報ばかりを聞き出してもそれほど意味はありません。
「企業のこと」よりも「目の前の社員さんのこと」を色々知れたなぁという結果に終わるだけです。あなたが知りたかったのは社員さんの”人となり”でしょうか?

情報の2つの形

かといって僕は企業側やOBから提示される全ての情報が無意味だと言っているわけではありません。
大切なのは情報の取捨選択です。

皆さんは情報収集をするとき、与えられた情報を適切に2種類に分類できているでしょうか?

情報には大きく分けて「事実」「主観」があると思います。

「事実」とは単体で意味を持たない情報です。
それは例えるなら食材のようなものです。食材単体ではあまり価値はありませんが、自分で調理することで美味しい料理になります。

これに対して「主観」とは何らかの意味を持つ情報です。
これは既に調理済みの出来合い料理のようなものです。何らかの食材が他人の調理によって料理となったものです。

<事実と主観の例>

人事「弊社は【創業50年】を迎える『伝統ある企業』で、創業以来変わらない経営姿勢により【黒字経営を続けており】、『非常に安定』しております。」
【】の情報は事実、『』の情報は主観を指しています。

「食材」が《調理》によって「料理」となるように、
「事実」は《解釈》によって「主観」になります。
就活生を見てると、多くの人が後者の「主観」のみを受け取りすぎているような印象を受けます。
あらかじめ意味付けがされた主観情報ばかりを頼りにして、「事実」に対する解釈を他人に任せっきりになっていると。

先述したように、企業から与えられる情報は解釈が加えられた主観的情報がメインです。企業によって「魅力的」に解釈された主観をそのまま「魅力的」に受け取っていたらまともに企業の評価なんてできません。

だからこそ人の話を聞く時はもちろん、あらゆる情報収集を行う際には、そうした主観的情報に惑わされず、事実情報を多く聞き出すようにしてください。
そしてその事実に対して自分のアタマを使って、自分で解釈を施すこと。
これこそが企業をあるがままに研究できる唯一の方法です。

情報収集こそが企業研究と考えている人はこうした主観情報を受容し、他人の意味づけを盲信しているに過ぎません。それは本当に研究と言えるでしょうか?
情報収集+解釈・分析こそが本当の企業研究と言えるのだと僕は思います。
×「企業研究=情報収集」
○「企業研究=情報収集+解釈・分析」

主観的情報は人によって調理されたものです。あなたの口に合うかはわかりません。
事実情報を自分の口に合うように調理してあげましょう。

それでは主観的情報を鵜呑みにするのではなく、
事実情報を集め、アタマを使って自分で解釈をするとは具体的にどういうことなのか?
どのように事実情報を集め、それをどのように解釈するのか?
次回の記事ではそうした事実情報を利用した具体的な企業研究について書いていきます。

明日も更新予定です!!

 

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