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【就活】僕が考える就活戦略

DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow@yuta_black)です。

みなさんは就活において最も効果的な戦略は何だと思いますか?

僕の就活生としての実体験や、多くの人事の方とのお話、経営コンサルタントの講演、就活支援メディア運営者の話などなどの経験から言うと最も大切なことは
「自分のカラーを色濃く出す」ということです。
ここではカラーという言葉を「価値観、志向性、性格」という意味で用いています。

この理由は大きく2つあると思います。
以下、就活において自分のカラーを色濃く出すという戦略が最も効率的な理由を確認して行こうと思います。

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①採用戦略における新卒採用の位置付け

企業が行う採用戦略には「中途採用」と「新卒採用」とがあります。

一般的に中途採用は即戦力、急な欠員補充など近視眼的な目的達成の為に行われます。
よって入社後の配属やポストなどがほとんど決まっています。(あるポストを条件として入社交渉が行われることもしばしば)
自然、採用側にとっては配置予定のポストですぐに結果が出せる能力があるか?という点が重要になります。

それに対して新卒採用は長期的な視点から、将来会社を中心的に担っていく人材を求めて行われます。
入社後すぐにバリバリ利益に貢献することは期待されていません。
新卒採用の人材確保に投下した予算が回収できるのは5年後とよく言われます。
少なくとも5年以内にやめられたら採用側としては大損なわけです。
苦労して土地を耕して種を蒔いて、収穫前に全て腐ってしまうようなものです。

多くの就活生は「能力がより高い方が良い」と思いがちですが、ここまでの話を考えても分かるように能力が高い人材が欲しいなら企業は中途採用を行います。
新卒採用の人材に求められているのはまず「(すぐに)辞めないこと」であり、それは言い換えると「会社の目指すビジョン(=価値観)に共感していること」です。能力は二の次です。

②人材開発過程における価値観

上述の通り、新卒採用した人材はすぐに活躍することを求められていません。
会社から見ると最初の数年間は「教育期間」位に考えています。
Off-J-T(研修などの座学)やOn-J-T(実践教育)を通して人材を育て上げます。

ではこの時、最も教育するのが難しいのはどういう領域でしょうか?
それは営業スキルや、ビジネスマナー、論理的思考力などではありません。

それは価値観です。
能力やスキルは数年も教育すればある程度鍛えることが可能です。
繰り返すことにより慣れもでてきます。

しかし人の価値観だけは数年の教育ではほとんど変わらないと思います。
20年以上かけて培ってきた精神的土壌を外部から、本人が意図しない方向に改変するのは洗脳でもしない限りは難しいでしょう。

企業もこうした価値観の開発の難しさを理解しているため、採用の段階では
「能力は後で教育するから、とりあえずは価値観が合う人材を」という戦略をとることになります。

嫌われる覚悟

上記①②から、以下のことがわかります。

  • 新卒採用において能力はそもそも最重要項目ではない。かつ、入社後にある程度開発可能な領域である。
  • 新卒採用において価値観はそもそも最重要項目である。かつ、入社後に開発することが難しい領域である。

これらの事実をもって、
就活では「自分のカラーを色濃く出すこと」を僕はお勧めしています。
カラーを色濃く出すということは、当然カラーが合わない会社とはとことん合わないということになります。
自分と補色の関係にある企業などからは使いにくいと思われるかもしれません。

しかしそれでいいと思います。
人間関係においては複数の人と仲良くすることはできますが、就職活動において最終的に入社できるのは1社だけです。
なので抜群に相思相愛の1社を見つけるべきです。

色濃く自分のカラーを出さなければいけない場面で、誰からも好かれようといろんな色を加えて黒くなったり、
逆に誰からも嫌われずにいようと無色透明になってしまっている就活生が多いように感じます。

企業はあなたのカラーを見たいと思っています。そして自社と同じカラーの学生を採用したいと思っています。
あなたの持つカラーこそがあなたと他の就活生を分ける1番のポイントなのです。

嫌われることを恐れず、自分をどんどん出して行くべきだと思います。
相手に合わせて自分をコロコロ変えることほど、軽薄でつまらない人生はありません。

※ここで書いた内容はベンチャーなど、一部の会社においては当てはまらない場合もあります。新卒社員に能力を求める企業も確かに存在します。
しかし極めてアーリーステージにあるベンチャー企業などはそもそも新卒採用を行っていないケースも多いという状況をみると、人材戦力における新卒採用の位置づけとしてここで書いたことは一定以上的を得ているかと思います。

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