いやー、これはすごいぞ。まさに未来。
本日もDRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
先日行われた年に1度、Googleが行う年次開発者会議「Google I/O」にて、非常に面白いプロジェクトが発表されていました!
ファッションとテクノロジーを完全に融合してしまう取り組み「Project Jacquard」についてご紹介します!
衣服に繊維センサーを織り込む”着るウェアラブル”
Apple Watchを中心に最近流行りのウェアラブル端末。
語義からすると「着用可能な電子端末」という意味ですが、これまではスマートウォッチのように”端末を無理に装着している感”が強かった気がします。
どちらかというと「ウェアラブル」よりも「端末」の方に力点が置かれていたイメージ。
しかし今回Google I/Oで発表されたProject Jacquardはウェアラブル端末を本来的な意味で実現するものです。
このプロジェクトでは繊維状のセンサーを衣服に織り込み、衣服をインターフェースにしてしまおうという計画です。
このようなモジュールを使って、衣服から端末を操作します。
少し大きめの無線ユニットは衣服の目立たない場所に埋め込み、生地に織り込まれたセンサーと接続する仕組み。
このようにセンサーに繊維を巻きつけて、糸状にしていきます。
こちらがその繊維を織り込んだ生地。
平行に縫い込まれた部分に触れることで、触感センサーが無線で信号を端末に送ります。
生地に触れると、布がそれを感知します。
こんな繊維状のセンサーでもかなり正確に圧力を感知してくれるのが驚き。
当日のデモではすでに動作している様子も
このProject Jacquardはまだ構想段階ではありますが、実用化はある程度できているようです。
実際に当日のGoogle I/Oの公演では、センサーが織り込まれた服に触れるだけで電話をかけたり、音楽のボリュームを操作するデモも行われていました。
デモムービーの内容がこちら。
一見すると本当に普通のジャケットで、特にガジェットガジェットしている様子はありません。
繊維状のセンサーと接続された無線モジュールを胸のあたりに埋め込みます。
繊維状のセンサーはそのまま左腕のあたりまで伸び、二の腕あたりにセンサーが埋め込まれています。
そのセンサーが埋め込まれた部分を指でなぞると…
あらかじめ登録しておいた相手に、スマートフォンから電話をかけることができました。
わざわざ服から電話をかけなくても良いとは思いますが、応用の幅はかなり広そう。
それこそタクシーの配車なんかは、スーツの襟を触るだけで呼出せたりするとスマートですね。
今後の実用化と応用が楽しみなGoogleのプロジェクトでした!
[参考]Project Jacquard
Fukulowの独り言
1つ気になるのは洗濯。センサーとか無線モジュールつけたまま水洗いとか大丈夫なのかな。 |