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当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
日本はもちろん、世界的にも有名な色見本帳の「PANTONE」。みなさんも一度は耳にしたことがあるのでは。
そんなPANTONE社は毎年その年を表す色を「Color of The Year」として選出しています。
2015年ももうあと1カ月ほどで終わろうとする先日、2016年の代表色が発表されましたのでご紹介します。
選ばれたのはペールトーンな2色
2016年のPANTONE社Color of The Yearに選ばれたのは「ローズ・クォーツ」と「セレニティ」の2色。
ペールトーンのピンクと、同じく淡い色合いのブルーです。
PANTONE社は選定理由に関して、ファッション分野でトレンドとなっている「ジェンダーレス」を反映したと語りました。
男性的なブルーと女性的なブルー、その2色の境界がペールトーンによって曖昧になり、性別を問わず両色が流行になっていくといいます。
またColor of The Yearに2色が選ばれるのは始まって以来初めてのことだそう。
これについて
とコメントしています。
「ローズ・クォーツ」と「セレニティ」
どちらも伸びやかで落ち着いた印象の色味なので、インテリアやファッションに取り入れることで、リラックス効果も得られそう。
トレンドカラーを取り入れた2016春夏コレクションを紹介
そんなトレンドカラーである2色は、2016年春夏コレクションのルックでも多数見られました。
Photo : Bottega Veneta / Spring 2016 Menswear
ボッテガヴェネタはセレニティカラーのスウェット素材で軽やかさとリラックスを表現。
Photo : Bottega Veneta / Spring 2016 Menswear
セレニティなどペールトーンを多く用いる際は、リラックス感が出すぎて部屋着っぽくなりがち。
キャップやシューズなど小物で濃いめの色を取り入れて引き締めたり、ソックスインでシルエットにメリハリをつけるのが着こなしのポイント。
Photo :COMME des GARÇONS Shirt / Spring 2016 Menswear
ギャルソンシャツはローズ・クォーツとセレニティの2色を使った切り替えシャツを提案。
トップスの色味が柔らかいので、ボトムスにジョッパーズパンツを合わせて男っぽいストリート要素をミックス。
Photo : CUCCHI / Spring 2016 Menswear
グッチのペールトーンを使ったノーカラーシャツはフェミニンなイメージに。
こちらもビビッドレッドのハーフパンツでメリハリを。
Photo : GUCCHI / Spring 2016 Menswear
ローズ・クウォーツのサテン生地ショートジャケットは、まさしくジェンダーレスを体現したアイテム。
ボトムスのレイヤード、袖のまくり方なども女性らしさを感じさせます。
Photo : Saint Laurent / Spring 2016 Menswear
サンローランはショールカラージャケットのインナーにローズ・クォーツのシャツをイン。
やはり来季はどのブランドもジェンダーレス要素を取り入れてきています。
Photo : Louis Vuitton / Spring 2016 Menswear
男臭いアイテムであるスカジャン、来季流行すると言われている注目アイテムです。
ルイヴィトンのスカジャンにローズ・クゥオーツを用いて、ギラついたスカジャンの印象を払拭。
春夏こそ使い勝手の良い色味
いかがでしたでしょうか。
Color of The Yearは1年を通しての流行色を発表するものですが、今回はペールトーンの色ということで、春夏シーズンこそ使いやすい色味なのではないかと思います。
来シーズンはトレンドカラーを取り入れて、柔らかくリラックスしたスタイルを実践してみてはいかがでしょうか。
http://www.pantone.com/color-of-the-year-2016