社会人になってぼくが初めて就いた職種は営業。一般的に営業というと辛いイメージが先行しがちですが、いろんな人や業界の話を聞ける営業職はやりがいもあり毎日楽しかったのを覚えています。

営業時代のFukulow
ただそんな営業生活で辛かったことの1つがスーツ勤務。スーツ自体は嫌いではないのですが、ぼくはファッションが好きなこともあり、普段着にお金を掛けたいタイプ。
就職したばかりでお金がない時期に、普段着とは別に出勤用のスーツを買い揃えるのは金銭的にも厳しいもの。普段着と出勤用のスーツをうまく着回そうにも、仕事用のスーツを普段着としては着るのは意外と難しいんですよね。

独立してからはオンオフ兼用できる服が重宝
特に会社を辞めて独立してからはスーツと私服の境目はどんどん曖昧に。スーツが必要なシーンは依然あるのですが、もはや”仕事でしか着れないスーツ”はほとんど必要なくなってきました。
「私服でも着れるスーツがあればいいのに」
そんなぼくの理想を叶えてくれるスーツを作っているのが、“Fit Your Life”をコンセプトに掲げるオーダースーツブランドの「FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)」です。
今回はFABRIC TOKYOの依頼で、オンオフ問わずに使えるセットアップスーツをオーダー体験させていただきました。この記事ではオーダー体験から実際に届いたスーツの着こなしまでを紹介します。
スーツを着る必要性がなくなって着ている時代だからこそ選びたい、普段着にも難なく取り入れられるおしゃれ着です。
オーダースーツブランド「FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)」
今回依頼を受けてサービスを体験させていただいたFABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)は、昨年までLaFabric(ラファブリック)として運営していたオーダースーツブランド。

過去の体験記はこちらから
DRESS CODE.ではLaFabric時代にも一度タイアップ企画をさせていただき、特徴的な“お店で採寸して自宅で購入する”というスマートオーダーを体験させてもらいました。
その後ブランド名も新たに生まれ変わったFABRIC TOKYOは、従来までの気軽なオーダーという特徴は残しつつ、よりその人のライフスタイルにあったスーツを提案する“Fit Your Life”というコンセプトで展開。
従来までのスーツという考え方にとらわれず、より生活に根ざしたスーツのあり方を提案しています。
ここからは実際に店舗での採寸〜商品到着〜着用レビューまで、サービスの順を追って詳しくご紹介。着用してわかった、旧LaFabricと新FABRIC TOKYOの違いなども合わせてご紹介します!
FABRIC TOKYO新宿店でオーダー体験!
今回採寸のために訪れたのは新宿マルイ本館の7FにあるFABRIC TOKYO新宿店。通路に面した壁のないオープンな店構えと明るい店内は、オーダースーツ未経験の人でもふらっと気軽に立ち寄れる雰囲気。
壁一面に広がる生地、ファブリックウォール
店内に入って最初に目に飛び込んできたのは、壁一面にスーツ生地がタイル状に並べられた光景。ファブリックウォールと呼ばれるこの壁は、スーツに使う生地を手にとって眺めたり比較したりするためのディスプレイ。
このファブリックウォール、見た目のインパクトだけでなく利便性も抜群。各タイルの裏には生地の詳しい説明が書かれていたり、タイル同士をじっくり見比べるのも簡単。
さらにタイルの裏にはQRコードが貼られていて、スマホで読み込むとその生地のWebページに直接アクセスできる仕様。オーダースーツの敷居を下げるべく、こうしたテクノロジーを使った工夫が随所に散りばめられています。
ぼくは冒頭でも書いた通りオンオフ兼用で使えるスーツが欲しかったので、今回はデニムライクな見た目の「Denim Suits Technology」という生地でスーツをつくることに!なお、生地は自宅でネットから選ぶことも可能です。
イメージを伝えて相談しながら採寸
生地を選んだら次は採寸へ。スタッフさんが手際よく体を採寸してくれます。
前回の体験記事でも詳しく書きましたが、この採寸が本当に丁寧で質が高い。ただサイズを測られるだけでなく「なぜこの長さにすべきなのか」という理由まで細かく教えてくれます。
また「この部分はこのくらいが適正だけど、好みによっては数センチほど微修正はできます。」ときちんとこちらの意見も汲み取ってくれるのが嬉しい点です。
スタッフさんと相談した結果、今回は下記のような微調整を加えて採寸してもらいました。
- ジャケットは中にTシャツを着ることを想定してやや細身に
- スラックスは足元で遊ぶことを意識して短めのダブル仕様に
スタッフさんと話しながら決めたテーマは“春夏にオフでも着れるスーツ”。こうしたちょっと変わったお願いにも柔軟に対応してもらえるのがFABRIC TOKYOのオーダーの良いところ。
お店で採寸、自宅で購入が便利
採寸が終わったらそのままお店を後に。店頭で行うのは採寸までで、実際に生地を選択してオプションを選んだり購入するのはネット上でいつでも可能。いま測定した採寸データは1時間ほどでマイページにアップされます。
「スーツオーダーって時間がかかって面倒」と思われるかもしれませんが、FABRIC TOKYOのスマートオーダーなら来店時間はおよそ30分〜1時間ほど。
採寸したからといってその場で購入を強制されることもなく、じっくり自分のペースで納得いくスーツを選ぶことができます。
- 店頭では採寸のみ行う
- 採寸は最短30分で完了
- 生地選びや購入手続きは帰宅後にWebから
オーダーしたスーツが到着!
採寸当日に注文手続きを完了させてから約1ヶ月半後。オーダーしていたスーツが届きました!
早速開封。世界で1つの自分にぴったりなスーツというのはやはり嬉しいですね。
デニムライクな生地ですが、程よく光沢があり野暮ったさはなし。シャツを合わせてドレスにも合わせられそうです。
今回ぼくが選んだ「Denim Suits Technology」はアメリカで開発された最先端の機能性繊維を採用。糸に埋め込まれたミクロの粒子がウェア内の湿度と温度を一定に保ってくれるとのこと。
FABRIC TOKYOのオーダースーツを着こなす
早速届いたスーツを日常のいろんなシーンで着てみます。
ジャケット単体で着用したカジュアルスタイルから、ビシッとキメたスーツスタイルまで、ライフシーンに合わせた4つのパターンでコーディネートしてみました。
Tシャツ・ロングベルトでスーツを私服に
- Suits:FABRIC TOKYO
- T-shirt:Maison Margiela
- Shoes:Tom&Co
- Glasses:MYKITA
まずは“春夏にオフでも着れるスーツ”という今回のテーマに沿って、Tシャツ・スニーカー・ロングベルトでスーツを思いっきり着崩してみました。
ライトなネイビーカラーは私服として上下セットアップで着ても重くなりすぎず、さらりと合わせることができます。
実はLaFabricからFABRIC TOKYOへのリニューアルで変わったのはブランド名だけではありません。ジャケットのシルエットも従来から大きく見直されていて、より細身でシェイプの効いた形になっています。
なんでも新しいジャケットはDiorと同様のパターンニングを採用しているのだとか。セクシーで大人の色気を引き出してくれるシルエットです。私服としてもより使いやすくなりました。
そして前回のオーダーでもそのサイズ感に感動したスラックス。足が太いのがずっとコンプレックスのぼくでもぴったりとフィットして足が細く見える、とてもお気に入りのシルエット。
裾は短め&ダブル仕様にしたのでボリュームスニーカーを合わせても足元すっきり。大好きなソックスのチラ見せもできます。
ノータイ・チェックシャツでラフなセットアップスタイル
- Suits:FABRIC TOKYO
- Shirt:Original Stitch
- Shoes:Jalan Sriwijaya
- Glasses:Ermenegildo Zegna
- Bag:MARNI × PORTER
次はインにチャックシャツを合わせたラフなスーツスタイル。IT系や広告系の会社の方だと、スーツ勤務といってもこのくらいのカジュアルでも許される会社も多いのでは。
差し色に時計とスマホケースに緑を入れて全体のアクセントに。スーツもこのくらい遊びを入れられたら楽しいですね。
ドレスに男らしく着こなすスーツスタイル
- Suits:FABRIC TOKYO
- Shirt:Ital Style
- Tie:ISETAN MEN’S
- Shoes:Jalan Sriwijaya
- Glasses:Ermenegildo Zegna
そして次は白シャツに光沢あるネクタイを合わせて、かっちりとドレッシーなスーツスタイル。しっかりと幅をとった肩幅とそこからキュッとシェイプしたウェスト周りが上半身に男らしい逆三角形を作ってくれます。
ジャケットの下から数cmだけシャツが見える袖の長さや、 センタープレスとがまっすぐ伸びるスラックスのシルエット。ジャストなサイジングのスーツは、オーソドックスな着こなしをぐっとフォーマルに仕立ててくれます。
単体で着てもOK
- Jacket:FABRIC TOKYO
- T-shirt:threedot
- Pants:Beauty & Youth
- Shoes:Jalan Sriwijaya
- Glasses:MYKITA
もちろんセットではなくジャケットやスラックス単体でも使えます。
この日は緩めのスラックスにFABRIC TOKYOのジャケットのみでコーディネート。袖をロールアップして白い裏地を見せて爽やかに。こんなに使いやすいんだったら、思い切って有料オプションで袖口を本切羽にしてもよかったな。
評判通りのジャストフィットで、スーツをもっと身近に。
クールビズやビジネスウェアのカジュアル化が叫ばれる昨今。スーツを着る機会はどんどん減り、ともすれば旧態依然とした日本の悪習の1つのように語られることすらあります。
でもスーツは本来、着ることで自分を鼓舞したり気持ちを奮い立たせる存在でもあります。スーツを身にまとい颯爽と闊歩する大人の男に、男性なら一度は憧れたことがあるはず。
人々の生き方が変われば、ライフスタイルが変われば。スーツが果たす役割も今後どんどん変わっていくはず。
そんな時に必要となるのはきっと、自分の身体にもライフスタイルにもぴったりフィットする自由なスーツなのだと思います。
“自分らしく生きるのに、オンとオフの切り替えなんていらない。”というのはFABRIC TOKYOのコンセプトメッセージの一節。
働くための服から、自分らしくいるための服へ。スーツの価値観を変えてくれるFABRIC TOKYOのオーダースーツをオススメします。
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- どんな服装でいけばいいの?
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ぼくはすでにFABRIC TOKYOで2回ほどオーダー経験があるので、実体験を踏まえて疑問に直接1対1メッセージでお答えいたします。
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安い買い物ではないので、疑問はあらかじめ払拭して納得したスーツ選びのお手伝いをさせていただければと思います。