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全ての賃貸民へ告ぐ!引越し先の部屋に入居した際はスマホで部屋の写真を撮りまくるべし!!

これほどまでに沸々と書きたい!と思った記事は久しぶりです。

本日もDRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow@yuta_black)です。

私事ですが4月からまた東京で働くことになりまして、先ほど転居元から荷物の搬出と部屋の引き渡しを終えました。

ぼくは去年の3月から数えると、この1年で計3回も引越しをしています。
いつもなら引越し業者に一生懸命搬出をしてもらい、管理会社の方立ち会いのもと部屋のチェックをしてもらってなにごともなく終了のはずでした。

しかし今回ばかりはいつもとは違います。
事件は管理会社立ち会いのもと部屋のチェックをした時でした。

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やたらと細かな点を指摘する管理会社

冒頭でも述べたように僕は今年だけで3回目、大学時代を含めると部屋を借りるのは4回目でした。

賃貸期間は2年から10ヶ月まで様々ですが、毎回退去時には「キレイに住んでいただいたので、後が楽で助かります」と言われます。
そして大抵は「基本のクリーニング代だけ敷金から引かせてもらってあとは返金するね」と言ってもらえます。

しかし今回部屋をチェックしにきた管理会社の方は、本当に細かな点まで指摘してきました

管理会社(以下、管理)「ここのクロス、一部黒ずんでいますよね?」

管理「フローリングのここ、穴みたいなのがありますよね」

以前の記事にも書きましたが、ぼくが現在の物件に越してきたのは1月中旬。
実際に生活していたのはほんの2ヶ月ほどです。

僕「いや、実際に住んでいたのは3ヶ月未満なので、クロスの黒ずみが部分的にできることはおろか、フローリングに穴なんてできないでしょう。」

僕「そもそもこんなタイルの溝にある小さな穴(1mm)なんて指摘しだすと、それこそ言いたい放題じゃないですか。」

管理「いや、こちらは完全な状態でお貸ししているはずなので、黒ずみも穴も借主の過失ということになります。」

僕「そもそも3ヶ月なら自然消耗で部分的に黒ずみなんてできません。そしてあの黒ずみは僕の背丈以上の壁面にあります。どう考えても僕の過失ではないですよね。」

管理「クロスもフローリングも前の入居者の退去後に全張替え状態で入居いただいているので、最初からあったものではありません。」

僕「おかしいですね、入居前にクロスとフローリングの全張り替えをしたなんて不動産屋には聞いてないですが。」

僕「そもそもこの部屋は入居時にガスが通ってなかったんですよ。僕の前に住んでる人がいたとは考えにくいですが、確認してください。」

管理「確かに全張り替えはしていませんでした。以前は大家さんが荷物置きに使っていたようです。」

僕「それじゃあ。」

管理「ですがそもそも完全状態でお貸しして入居いただいたという同意のもとで賃貸借契約をしているので、原則部屋の損耗は借主の過失です。」

僕「ならあなたは入居時にこのフローリングの小さな穴まで入居者が確認して、指摘できると思いますか。」

管理「いえ、思いません。しかしこちらとしては次の入居者の方に完全な状態でお貸ししなければいけませんし、損耗がある以上は修繕費はいただきます。」

確かに契約書にはその旨がしっかりと記載されているので、それ以上はどうすることもできませんでした。

 

退去時の修繕費は属人性が強い

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ぼくが一連の話の中で感じたことは、退去時の修繕費の多寡は借主の住み方以上に、立ち会う管理会社の人間の属人性が強いということ。

というのも賃貸物件に入居した時点ではまだ部屋は全く破損していない状態のはずです。

ですが賃貸物件では入居時から床のヘコみや壁の黒ずみが一部あることはよくあることです。
これは自分の一つ前の入居者が退去する際に立ち会った人が見逃してしまったか、チェック基準が甘かったために起こります。

ですが自分が退去する際に立ち会う管理会社の人が前回の立会人よりもチェック基準が厳しければどうでしょう。
理論上は破損がないはずの入居直後の部屋には、すでに破損が生じているということになります。

入居直後の時点では借主に過失がないにもかかわらず、すでに退去時に修繕費を払うことが決まってしまっているのです。
本当に公平に借主の過失分にだけ修繕費を求めるには、少なくとも前回の入居者と同じ立会人が退去時に損耗状況をチェックするべきです。

 

入居前からの損耗は管理会社にあらかじめ主張を

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賃貸住宅は現状回復をして引き渡すのが原則です。
しかしその「現状」というのは退去時に振り返ることはできません

ですので基本的に契約は「破損が全くない完全な状態で貸しました/借りました」という貸主と借主の合意のもと行われます。
こうした契約を結んでいる以上はいくら退去時に「最初からあった損耗です」と主張しても、仕方がないことです。

ですが1mmの穴・隙間のない部屋などあり得ない以上、悪意を持って指摘しようと思えば後からいくらでも見つけることができます
こうなるとどれが借主の過失で、どれが無過失なのかの線引きは明確にできるものではありません。

一見すると契約の上では納得できますが、このようにチェックの基準は常に管理会社側にあるので、結果的にこの契約形態は借主が不利なように使われ得る危険性があります。

もちろん契約を交わしている以上、それを覆すのは無理ですし、ぼく自身主張に根拠があるわけではなかったので最後は修繕費を負担することになりました。
ただこのままだとさすがに悔しかったので、その管理会社の人に以上のようなことを言ってみました。
すると以下のような答えが返ってきました。

管理「貸主としてはなんとも言いかねますが、個人的には仰る通りだと思います。」

管理「ですので、次からは入居時にはしっかりと部屋を確認してください。そして元からある破損箇所は写真を撮って管理会社に主張していただくなどすればトラブルは防げるかと思います。」

管理「こちらも契約がある以上、後から言われても対応できないのが正直なところです。」

入居時は部屋の片付けなどでバタバタするものです。
ですが退去時のことを考えて一度部屋の隅々までチェックし、気にある箇所があればスマホで写真を撮って管理会社に報告することをお勧めします。

「もちろんそんなことはやっている」という人もいるでしょう。ぼくも毎回やってはいました。
ですがぜひ基準を極限まで上げてもう一度見てみてください。

あなたのチェック基準と退去時の立会人の基準が同じとは限りません。
そしてあなたと立会人の間に基準の乖離があれば、それは「あなたの過失の破損」となってしまうのです。

自分の身を守るためにも、引越し直後は入居した部屋を隈なくチェックし、写真を撮りまくりましょう。

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