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湖と森に抱かれる街、十和田。都会暮らしのぼくのサードプレイス[PR]

新幹線に乗って東京から3時間の街、青森県十和田市。昨年の秋はここ十和田に、仲の良い友人6人でキャンプに行きました。

それから約半年後の5月末。ぼくは再び十和田の街にやってきました。

今回は十和田市から依頼を受け、地域の取材を行うのが目的。前泊を含め3泊4日の滞在中は十和田市内にある移住お試し住宅を拠点に宿泊しながら、取材と並行して東京から持ってきた仕事をこなします。

移住お試し住宅は十和田への移住を検討している人に対し、2泊から9泊まで無料で提供している施設です。街なかと郊外の焼山(やけやま)地区に1つずつ施設があり、実際に十和田での暮らしを体験できます。

取材した内容は下記記事から読んでもらうとして、この記事では3泊4日の十和田での暮らしの様子をレポートしたいと思います。

地域の鍵は”帰りたい”と思える場所を作ること。青森県十和田市のオーガナイザー「ビーコーズ」と語る。[PR]

揺らめく湖面を見つめて。コワーキングスペース「yamaju」で”コミュニティとは何か”を考える。[PR]

グッと集中して仕事したり、奥入瀬渓流を歩いてリフレッシュしたり、美味しいものに舌鼓を打ったり。とても心地よい時間を過ごせました。

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十和田で仕事をする

十和田に滞在中は取材に出ていたこともあり、隙間時間を使っていろんな場所で仕事をしました。

仕事で来るのは初めてだったので最初は「十和田で仕事ができるかな…?」と不安でしたが、いろんな場所に作業スペースやwi-fiスポットがあったので困ることは少なかったです。

実際にぼくが滞在中に利用した作業スペースをそれぞれ紹介します。

市民交流プラザ「トワーレ」

まず1つ目は十和田市内にある市民交流プラザ「トワーレ」内のフリースペース。広々とした施設内は、静かで集中して作業するのにぴったり。Free wi-fiも使えるのが嬉しいです。

トワーレはNPO法人や市民活動団体に向けて、スモールオフィスとして施設を提供していることもあり、コピー機や作業台、ホッチキスなどの事務用品も利用することができます。

十和田市現代美術館 休憩スペース(カフェ)

十和田市現代美術館の中には無料で開放している休憩スペースがあります。施設全体が大きな立方体(cube)のような形をしていて、ぼくが訪れたときはちょうど壁面にアートが描かれていました。

床もアート作品となっており、非常におしゃれな空間。壁一面がガラス張りでたっぷりと自然光が差し込んできます。

洗練された場所の効果もあってか、ブレストや企画会議など発散系の仕事が捗どりました。ここもFree wi-fiが利用可能。

14-54CAFE

「14-54CAFE」はオーナーであるアレックスさんが“地域に開かれた場所”として作った「14-54」というフリースペース内にあります。

アレックスさんのコンセプトに共感した中野渡夫婦が、このスペースの中に「14-54CAFE」をオープン。どうしたら地域が賑わうか、お互いが意見を出し合いながら運営されています。

そんな「14-54CAFE」の店内は広々として、洗練されているのにどこか懐かしい雰囲気。

店内はwi-fiはありませんが、コンセントは至るところに備え付けられているので長時間の作業にぴったり。

地域の人たちの交流の場にもなっていて、時折聞こえる地域の方の楽しげな声が、心地よいホワイトノイズになってくれます。

コーヒー豆は青森県内で焙煎されたものを厳選して使用。その時々で異なる豆を仕入れて提供しているそう。

ぼくがこの時頼んだ豆は少し酸味があり、作業に疲れた体に染みます。

十和田湖観光交流センター“ぷらっと”

取材の予定があって立ち寄った十和田湖畔の休屋というエリア。十和田湖を眺めながら、6月にここでコワーキングスペース「yamaju」をオープンするお二人にお話を伺いました。

その取材後に立ち寄ったのが休屋のすぐ近くにある「十和田湖観光交流センター“ぷらっと”」です。

十和田湖周辺の観光案内所となっている「ぷらっと」ですが、1階には自由に使えるデスクと椅子があります。ここもFree wi-fiが使えるので作業にぴったり。お話を伺って熱いうちに内容をざっとまとめました。

カウンター席に座れば、ちょっと視線を上げると目の前にこんなに綺麗な十和田湖が広がります。

湖は海と違って大きな波が立たないので、ささやかな潮騒を遠くに感じながらひととき作業に打ち込みました。

 

十和田の自然に触れる

仕事に疲れたら、十和田の雄大な自然に触れてリフレッシュすることもできます。今回の取材で訪れた2つのリフレッシュスポットを、写真と一緒にご紹介します。

十和田神社

まずは十和田湖畔休屋の近くにある十和田神社。うっそうと木々が茂る参道は軽いハイキングのような感覚。

10分ほど歩くと古来より十和田信仰(水信仰)の総本山として知られている、十和田神社に到着。思ったよりも大きく立派な神社でした。十和田湖伝説の大蛇の化身を法力により退治したという名僧・南祖坊が祀られているそうです。

神社で参拝した後は、かつて吉凶を占う場所として信仰を集めた占場の方に回って下山します。(※占場は現在立ち入り禁止)

湖の周りを森が囲むように生い茂る十和田湖。火山噴火によって形成されるカルデラ湖の中でも、十和田湖は特に珍しいと言われる二重カルデラ湖になっています。

湖を中心としてうつわのような形状をしているからか、そのうつわの中に入っているとなんだか落ち着いた気持ちになりました。

海と違って大きな波が立たない湖は、遊ぶというよりも癒される場所に近いのかもしれません。

奥入瀬渓流

全長約14kmにもわたる奥入瀬渓流。日本の特別名勝および天然記念物に指定されています。

渓流沿いには車道と遊歩道があるので、駐車スペースに車を止めて渓流沿いを散策することもできます。

十和田市街地から車で約40分。フィルムカメラを片手に夏の奥入瀬渓流を散歩します。

木漏れ日が差し込む夏の奥入瀬渓流。木々を反射して緑に染まる水面は、まるで異世界に入り込んでしまったかのような神秘的な空間です。

渓流にはところどころ滝があって、すぐ近くまで近づくことができました。湖の静けさも良かったけど、流れる滝の音に耳をすませるのも頭が空になって気分転換にぴったりでした。

 

十和田の名物料理に舌鼓を打つ

最後に忘れてはいけないのが十和田の料理について。肉に魚に、十和田には美味しいご飯がたくさん。

今回は十和田で食べた中でも、特に心に残った「バラ焼き」「十和田湖のひめます」をご紹介。写真を見返すだけでもまた食べたくなります…!

司バラ焼き大衆食堂

バラ焼きとは牛バラ肉とたっぷりの玉ねぎを、醤油ベースの甘辛タレと一緒に鉄板で焼き上げる十和田のソウルフード。

シンプルな料理なんですが、ジューシーな牛バラ肉に甘辛いタレがよく絡み、白ご飯と相性抜群。玉ねぎの歯ごたえが組み合わさって最後まで飽きずに食べられます。

今回の取材で訪れたのは十和田市内にある司バラ焼き大衆食堂というお店。ここのバラ焼きが本当に美味しかったです。

この状態で配膳されて、まずは玉ねぎをしんなりするまで炒める

玉ねぎに色がついてきたら肉を崩します

匂いの暴力に襲われますが、もう少し我慢

完成したバラ焼き!

このタレがよく絡んだ肉と玉ねぎを白ご飯に乗せてパクリ。肉・玉ねぎ・ご飯それぞれの甘みが混ざり合い、そこにタレの辛みが加わって最高の味に。

卵を頼んですき焼き風に

最後は卵をオプションで頼んですき焼き風に。もう旨味が大渋滞状態で本当に美味しかったです。

おみやげとお食事の店 もりた

十和田湖畔にあるおみやげとお食事の店 もりたでは、十和田湖で採れた新鮮なヒメマスを使った料理をいただきました。

注文したのはヒメマス1匹を使った「ひめます天重」。器からはみ出すくらい大きなヒメマスを、サクサクの天ぷらで揚げたボリュームのあるメニュー。

ヒメマスはサケ科の魚。鮭をもっと上品で優しくしたような味で、あっさり目のタレとちょうど良いバランス。味は柔らかく繊細で脂ノリも程よい加減でした。

他にも「おみやげとお食事の店 もりた」ではヒメマスの刺身定食などもあったので、次に来た時は刺身を食べたい!

 

東京から遠く離れた十和田で暮らす

今回は3泊4日の十和田での暮らし体験となりましたが、滞在した街なか移住お試し住宅は図書館や美術館、トワーレにも徒歩圏内。街がコンパクトで都内ほど人が多くないので、“暮らし”がほとんどストレスにならないのが東京での生活との大きな違いでした。

少し車を走らせれば、約30分で奥入瀬渓流、約60分で十和田湖などの大自然に触れられます。

場所に縛られずにいろんなところで仕事をして、疲れたら湖畔で休み、夜は美味しいものを食べる。そんな避暑地があれば、働くのが楽しくなって創発的なアイデアも生まれます。

  • フリーランスや場所を選ばず働ける人
  • リモートワークができる会社員
  • 創造活動が中心のクリエイター

特にオンラインで仕事が完結する人や、場所に縛られない上記のような働き方の方は、ぜひ十和田に一度訪れて欲しいです。レジャーでもビジネスでも、きっかけはなんでも良いと思います。

前回は遊びで、今回は仕事で。2度の訪問を通して十和田はぼくにとって、居心地の良いサードプレイスだなと感じました。

2度あることは3度あると言うし、きっとまた十和田に来るんだろうなぁと思いながら帰路につきました。

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