みなさんは人生を変えてくれた物や経験はありますか?
本日もDRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
先日、ブロガー友達と何気なく話をしていたんですが、その時の話で少し思うことがあったので、頭の整理も兼ねて記事にしてみます。
MacBook Air(Mid 2011)が人生を変えた
ぼくは普段からメインのPCとしてMacBook Air(Mid 2011)を使っています。
友人も少し前に新型MacBookを買いましたが、それまで使っていたマシンは僕と同じMacBook Air(Mid 2011)。
両者ともそのマシンからMacを使い始めるようになった点も同様です。
そんな共通点についての話をしていたとき、ふと彼が「あの時Macを買ってなかったら、今の自分はなかったな」とつぶやきました。
この言葉を聞いた時、自分にも思い当たる節が多すぎて、堰を切ったかのように二人で話を始めました。
-「今では人並み以上にWEBの知識は持っているつもりだけど、Macを買っていなければWEBに今ほど興味を持っていなかっただろう。」
-「IT企業に勤めているけど、Macを買っていなければ就職先に今の会社・今の業界が選択肢に入ってくることはなかった。」
-「近頃は毎日暇さえあればブログを書いてるけど、Macを買っていなければブログを始めるなんてたぶんあり得ない。」
これらは目に見えるわかりやすい一例ですが、おそらくあの時Macを買っていなければ、今ぼくが見ている風景は全く違ったものになっていたでしょう。
極端に言えば、Macがなければぼくの人生は今とは大きく違っていたはずです。
ここでMacの素晴らしさを語りたいわけではなく、たった1つの物・1回きりの経験が、その後の人生を大きく変える価値を持つ。
そういうことが実際に起こり得るということ。
今回ぼくにとってはそれが偶然Macだったということです。
MacBook Airの価格が10万として、当時のことを考えると決して安い物ではありません。
大学当時のアルバイト代の2ヶ月相当と考えると、むしろ分不相応に高すぎる買い物かもしれません。
でも、たった10万で自分の人生が変わったと考えると、ぼくにとってのMacBook Air(Mid 2011)は計り知れない価値を持ちました。
憧れのマドンナと、テーラードジャケット
中学生の頃のぼくにとって、黒のテーラードジャケットもまたMacBookのような存在でした。
中学生当時のぼくは自分に自信があまりなく、かなり引っ込み思案な性格でした。
複数人で話をしていても、会話の中心になるのをいつも避けていたタイプ。
そんなぼくを変えてくれたのが、ファッションです。
かっこいい格好をして外を歩いていると、自信がないぼくでも少しだけ自分を好きになれたからです。
お気に入りの服を着ると毎日が特別な日になるように感じて、どんどんファッションにハマって行きました。
そんな中学生時代に、特に思い入れが強いのが黒いテーラードジャケット。
大人っぽくなりたくて、6,800円と当時のお小遣いからするとかなり高いお金を払って黒いテーラードジャケットを買いました。
ある日それを着て友人と遊んでいる時、校内でも人気が高い、憧れのマドンナ的存在の女の子に遭遇しました。
彼女はぼくの服を見て「Fukulow君、お洒落になったね!」と言ってくれたのです。
彼女にとってみればおそらく軽く放った言葉ですが、ぼくはその一言が今でも忘れられません。
その言葉は、ぼくが人並みに自己肯定感を感じることができたきっかけとなりました。
あの時買ったテーラードジャケット。
その後高校2年くらいでダサくて捨てたテーラードジャケット。
あのポリエステル素材の黒いジャケットもまた、その後のぼくの人生の角度を180度くらい変えてしまいました。
分不相応、上等!
ぼくの経験上の話になってしまいますが、こうしたその後の人生を大きく変えうる物や経験は、当時の自分にとっては分不相応なものなんだと思います。
中学生のぼくにとって6,800円は1着にかける服の値段としては高価でした。
大してネットリテラシーも高くない大学生の自分にとって、10万のMacBook Airも分不相応だったと思います。
しかし、そういう当時の自分の想定範囲から一歩飛び出るような経験こそが、自分の価値観や人生を変えてくれるのだとぼくは思います。
ぼくの場合それがテーラードジャケットやMacBookでしたが、ある人にとってはそれが5万円分のレゴなのかもしれません。
世界中のレゴファンが余ったパーツを売買する市場サイト「BrickLink」で1200ピース入りのバケツを10個、貯金をはたいて約5万円で購入したのだ。
ぼくは先日手帳を購入したんですが、この手帳も社会人2年目のぼくが持つにはまだまだ早い代物。
でも、相応という塀を越えた先に見える景色こそ、心から自分を動かす感動があると思うんです。
分不相応、上等!
まだ見たこともない自分へ
自己投資という言葉をよく聞きますが、これまで述べてきたのはまさに理想的な自己投資だと思います。
逆にいうと、本当の自己投資というのは決断する時には「自分にはまだ早いかな」と思うものなのかなと。
自分の身の丈に合うものばかりではなく、たまには”2段階くらい背伸びした自分”に合う物や経験を選ぶこと。
まだ見たこともない自分に出会うためには、そういうことが必要なんじゃないかと、これまでを振り返ってみて思いました。
そんなことを思いつつ、ぼくはMacBook Air(Mid 2011)で今日もブログを書いています。
4年前の自分に感謝しながら。