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80年前のスキーウェアに、古着の楽しさを見る。

去年くらいから古着にハマっています。こんなに古着ばかり買っているのは大学入学してすぐ以来。

古着の魅力というのは結構多岐に渡るので、どんなところに魅力を感じているのかは、意外と人によってバラバラ。

中でもぼくは古着の持つ予測できない面白さに心を惹かれます。最近購入した40’s古着のスキーウェアは、まさにそんな古着の面白さを体現したような1着です。

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40’sのナイロンスキーウェア

購入したのはナイロン素材のシャツパーカー。テロっとした光沢のあるナイロン素材のシャツで、大きなフードが付いています。

素材の光沢感とネイビー×ベージュの切り替えが、どこか上品なストリートっぽさを感じさせます。

この服は元々スキーウェアとして作られたものだそうで、ブランドタグにも「SKI WEAR」という文字と、スキーをしている人のイラストが。

裏地のない薄手のナイロン生地なので、ウインドブレーカー的な用途や温かい地域でのウェアとして使われてたようです。

学芸大学の古着屋「ISSUE」で購入

今回は学芸大学にある古着屋「ISSUE」で購入。昨年10月にオープンしたばかりのお店ですが、お洒落な店内で置いているアイテムの質も高く古着好きなら楽しめるお店です。

 

風除けの風防がファッションポイントに

形自体は普通のシャツなんですが、この古着は1つ変わった点があります。それが前立ての裏に縫い付けられた赤いフェルト生地。

元々はボタンを留めることで、シャツの前から風が侵入するのを防止する風防の役割をしていたそう。スキーウェアならではのディテールです。

街着として着るときに風防は不要。でもあえて風防を留めて、フロントボタンを1つだけ閉めて着ると、赤いフェルトがちらりと首元や裾から覗きます。

まるでインナーに赤い服を着ているような、フェイクレイヤードのアイテムとしても使えるのが面白い。

 

80年の時を感じさせない、洗練された1着

実際に着用してみた写真がこちら。ややゆったりしたサイジングと、程よい光沢感で着ると上品なストリートスタイルに仕上がります。

80年も前に作られたスキーウェアという異色の服ですが、古さや野暮ったさはなし。むしろどこかのデザイナーズブランドが作ってそうな洗練さすら感じさせます。

1枚ではもちろん、今の時期はこんな風にライトベージュのトレンチコートと合わせても良さそう。

大人っぽいトレンチが、程よくストリートにカジュアルダウンされたバランス感が好きです。

 

時を経て役割を変えて。予想できない面白さ

このスキーウェアの風防は、もとは防寒という必要な機能を追求した結果つけられたもののはず。

そんなディテールが何十年も経ったいま、当初とは違うファッション的な役割を持っている。そんな予想できない偶発的な面白さにぼくは心惹かれます。

ファッション性よりも機能性が求められていた時代に作られた服。そんな服を現代にファッションとして着るという洒落のような楽しみ方が、予想できない面白さを生み出すのかも。

動画でも詳しく紹介しています

今回もこのスキーウェアをYoutube動画でも紹介しています。記事の質感や着用感などは動画の方が伝わりやすいと思うので、よければ見てみてください。高評価・チャンネル登録もしていただけると嬉しいです!

-SHOPPING JOURNAL-
  • Item:40’s SKI WEAR / Used
  • Shop:ISSUE Gakugei-Daigaku
  • Price:¥25,000 w/o Tax

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