こういうブログをやっていることもあり、ぼくは日頃から人よりも服や物にたくさん触れています。良さげな物の情報には常にアンテナを張り巡らせているのですが、 中でもいちばん有益な情報ソースは信頼できる人が買ったもの。
物も情報も溢れかえっている世の中。自分が信頼できる人が選ぶ物という切り口は、アナログですがどんなキュレーションメディアよりも説得力や納得感がある気がします。
そんな今回は、広島で45Houseというブログを運営するひげこいさんとお会いした際に教えてもらい購入したカメラストラップをご紹介します。
Acruのショルダーストラップ「ハミ」
購入したのはAcru(アクリュ)というカメラストラップなどを中心としたレザーブランドのもの。カメラ好きの間では有名なストラップブランドです。
実店舗が大阪・心斎橋にあるとのことで、実家に帰省するタイミングに合わせて店舗まで足を運んで購入しました。ただAcruの製品は1点1点手作業で作られており、在庫が無い場合は注文から3週間ほど製作納期がかかるそうなのでご注意を。
お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。ご来店を考えて頂いているとの事、ありがとうございます。現在店頭に『ハミ』の在庫はチョコ、ブルーグリーン、ブラック、キャメルオレンジの4色ございます。また、店頭でしたらお好みの革でオーダーいただく事もできますので、ぜひご検討下さい。
— アクリュ / ギャルリ・キソウ (@acru_shop) August 26, 2017
ぼくはあらかじめ店舗に訪れる前にTwitterで公式アカウントに在庫状況を確認。とても丁寧にご返信いただき安心して来店することができました。
購入したのはストラップはリネンの内袋に包装してもらえます。表面にはAcruのブランドロゴと「acanth + ecru」という文字。
Acruという名前の由来はacanth(トゲ)とecru(キナリ)を合わせた造語。「キナリのままの自分、キナリのままの暮らし、そこにチクっと一刺しの刺激(トゲ)を。」という意味が込められているそうです。
こちらが「ハミ」という名前のネックストラップ。通常のストラップと違い、カメラの片側に紐を通して使うコンデジ用のストラップです。
細身ながら素材にホースレザーを使用しているので耐久性は心配なし。黒のレザーに味のある真鍮の金具が映えてお洒落です。
先端部には真鍮製のリングが2つ。この先端の部分こそ「ハミ」がもつ特徴であり、他のストラップとちょっと違う便利なポイントなのです。
片側が外れて楽に着脱できる
まず1つ目の特徴が輪っか状になったストラップの片側が外れること。よく見ると右側の連結部分がフック金具になっているのが分かるでしょうか。
このフック金具を開けることで、写真のようにストラップの片側を外すことができます。片側が外れることにより、帽子を被っている時や髪を結んでいる女性の方なども簡単にストラップを着脱できるようになります。
カメラとストラップを瞬時に分離できる
カメラを使っていると「ストラップが邪魔だな」という瞬間がありますよね。そんな時に「ハミ」ならカメラとストラップを簡単に分離することができます。


※上の写真は左右にスライドできます。
先端がクリップ仕様になっていて、指でつまむとクリップが開きカメラとストラップを分離できるようになっています。
このようにストラップの先端だけを簡単に取り外せるので、外出時のみストラップを付けて持ち出すなど使い方の幅が広がります。
短めストラップで持ち運びやすい
先端部の作りの他に、ストラップが短めなのもぼくが「ハミ」を気に入っている点。ちょうど胸の下くらいにカメラがくる長さで、提げて歩いていてもカメラがブラブラせずに持ち運びやすい長さです。
ハンドストラップとしても使える
ストラップが短いので、腰を据えて撮影する際はストラップを手に巻きつけてハンドストラップのように使えるのも良いです。
愛用しているFUJIFILMのX100Fはグリップが浅めで撮影の際に手振れを起こしがちでした。でも「ハミ」をハンドストラップ代わりに使えば安定感のある撮影が可能です。
重めのコンデジは紐の磨耗に注意
「ハミ」は元は小型のコンデジ用に作られているので、高級コンデジなどコンデジ中でも重さのあるカメラに使う際はちょっと注意が必要。
ぼくの使うX100Fも470gと結構重めのカメラなので、使っていて先端の紐が千切れてしまわないか店舗で直接デザイナーの方に尋ねてみました。すると「簡単に千切れたりはしないが、重いカメラだと使っているうちに紐が摩耗してくる可能性はある」とのことでした。
使う際は過度に力を加えず、定期的に紐を交換するのが良さそう。替えの紐もAcruで販売しているそうですよ。
カメラがもっと好きになるストラップ
デザイン自体はシンプルですが、ホースレザーの上質な素材感や真鍮使いがさりげなくお洒落。レトロな作りのX100Fとの相性も抜群です。
そして見た目が可愛いだけでなく、機能性もしっかり考慮されているのが購入の決め手でした。これで1本5,000円と、とても良い買い物ができたと思います。やっぱり人からの紹介って有益ですね。
「ハミ」はレザー部分のカラーオーダーや、真鍮部分に刻印を入れてもらうこともできます。(※カラーオーダーは実店舗のみ)
自分だけの1本を作るもよし、大切な人とイニシャルを入れ合うのもよし。色んな楽しみ方ができそう。
大切な思い出を写すカメラをもっと好きになれる、もっと連れ出したくなる。Acruのストラップにはそんな魅力がある気がします。スタイルにこだわるフォトグラファーは、ぜひ。