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これが私のとっておき。『It’s My Sunday Best』 Vol.7 なで肩さん

DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow@yuta_black)です。

当ブログを運営する上で大切にしているのが「こだわり」
その人のこだわりを持って選んだ物を見れば、持ち主の人となりがなんとなく分かる気がしませんか。

『It’s My Sunday Best』は、そんなファッションにこだわりを持つ人の「とっておきの一品」を教えてもらう企画です。
“Sunday Best”とは[晴れ着、よそゆき]の意。なにげないように見えるアイテムに込められた、その人ならではの思い入れを聞かせてもらいましょう。

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今回お話を伺った人

なで肩さん

1992年生まれの奈良出身。大学を卒業後、大阪の百貨店に入社。ラグジュアリーブランドを取り扱うセレクトショップの販売員を務める。現在は百貨店の親会社にて新規事業部に属し、海外マーケットの調査などを行っている。

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SundayBest第7回目を飾るのは、なで肩さん。当ブログのFashionsnapのカテゴリでもスナップを掲載していただいているので、DRESS CODE.読者なら既にご存知の方も多いかも。
洗練されたモードスタイルを中心にセンス抜群の着こなしと、そのクールな表情で当ブログでも人気のファッショニスタです。

なで肩さんとFukulowは大学時代からの友人。出会った当時からとびきりお洒落な彼とはその後自然と仲良くなりました。一見無口怖そうに見えるなで肩さんですが、実際はとても話しやすくて朗らか。だけどもきちんと言動に1本筋が通っているなで肩さんは、男から見ても格好良い存在です。

今回はそんな彼が偶然東京に来ていたとのことで、SundayBestの取材をお願いしました。
ファッションと真摯に向き合うなで肩さんの頭の中を、こだわりのSundayBestとともにお見せします。

 

ロンドンで購入したノーブランドのハット

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ーーいつ、どこで手に入れた物ですか?

2012年頃、ロンドンへ旅行へ行った際にポートベロー・マーケットの近くにある『stumper&fielding』というセレクトショップで購入しました。
当時で25ポンド(約3,500円)くらいで買いました。

ーーこのハットのお気に入りポイントは?

クタッとした素材感で、カバンに入れたり多少雑に取り回しても型崩れしない点が気に入っています。

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もともとは帽子はあまり似合わないんですが、これだけは似合うなと自分でも感じています。
シンプルなリボン付きのフェルトハットで流行り廃りなく今後も長く被り続けられるのも良いですね。

ーーこのハットをSunday Bestに選んだ理由は?

やはり長く使っていて愛着が湧いているのが選んだ1番のポイントです。
今でこそ長つばハットは割とストリートでもよく見かけるアイテムですが当時は被っている人はほとんどいなくて、そんな時からずっと愛用し続けているファッションアイテムの1つがこのハット。

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当時好きだったブランド『Yohji Yamamoto』のデザイナー山本耀司が長つばのハットを被っていて、それに影響されて購入したのも思い入れ深いです。

ーーそんなに長く愛用しているんですね。帽子をほとんど被らないという人も多いと思います。

帽子は面白いファッションアイテムだと思っていて、単体の印象が強いのでコーディネートの方向性をグッと変える力を持っているんです。
例えばカジュアルコーデにこのハットを加えるとモードに近づけられたり、ストリートにハットを足せば大人っぽい雰囲気を出せたりと、ミックスの要素を増やせるのが面白い。

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このハットを取り入れると、カジュアルだとかモードだとかロックだとか、そのファッションが本来持っているベクトルと複雑に作用して新しいベクトルが生まれる。
そうやって変わっていくファッションの方向性を楽しみつつ、絶妙に舵取りして1つのコーディネートを作っていくのが楽しくて。

ーーあなたのDRESS CODEは?
※DRESS CODE=ファッションにおいて意識していること

「わざとらしくない」こと、かつシンプルなこと。
コーディネートを組むときは極端なテイスト寄りにならないよう心がけています。
上下きっちりテイストを揃えたスタイルも格好良いけれど、僕はあえてテイストをミックスすることにより生まれる混沌を大事にしたい。その方がファッションは面白いから。

また、奇抜な柄を主張するのも良いんですが、今はシルエットや素材感で遊びたい気分なんです。だからシンプルなことも大切。

ーーあなたにとってファッションとはなんですか?

自己演出や変身願望の1つの手段。誰かにこう見られたい、こう思われたいという欲求を満たしてくれるのがファッションだと思います。

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ーー行きつけ・お気に入りの服屋はありますか?

大阪・南船場のセレクトショップ『FREEDOM FROM COMMONSENSE』です。
国内の気鋭ブランドを多数セレクトしていて、行くたびに感性が刺激されるギャラリーのようなショップです。

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[参考リンク]FREEDOM FROM COMMONSENSE

 

Sunday Bestを取り入れたコーディネート

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Items

・Jacket:confect
・T-shirt:H&M
・Pants:whowhat
・Shoes:Rick Owens
・Bag:COMME des GARCONS
・Hat:NO BRAND(My SundayBest!!)

リネンのロングジャケットと9部丈のワイドパンツで作るコーディネート。どちらもシワ感のある涼しげな素材選びで季節感を演出。

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ゆるくなりがちなオーバーサイズのアイテムを使った着こなしですが、Tシャツをタックインすることで腰で視線を分断。アウターとの丈感の違いでうまくメリハリをつけています。

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足元はRick OwensのGEOBASKET SHOES。
スニーカーのボリュームと9部丈ワイドパンツのバランスが良くて、格好良い。このバランス感はぼくも真似したいです。

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「大きさが気に入っている」というCOMME des GARCONSのバックパック。夏場はこのくらいインパクトあるバッグも良いですね。
ボリュームはありますが薄いナイロン素材なのでストンと落ちるフォルムになります。

 

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「答えがない状況の中でこそ、変わらない自分のスタイルを見つけられる。」
取材中に「テイストを揃えずミックスするのって、正解がなくて難しくない?」と聞いて返ってきた言葉が印象に残りました。

最近は「女子モテファッション」や「この夏のお手本コーデ」など、既にある価値観や正解を目指すようなファッションの提案を目にすることが多くなった気がします。

もちろんそれもファッションの楽しみ方の1つです。
ただ、なで肩さんのように正解のない問いを追求し続けるのもまたファッションの難しさであり、だからこそファッションは楽しいのではないかと改めて感じました。

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なで肩さんとは大学はもちろんバイトも一緒で、深夜のバイト明けなどにビール片手にファッションのことや、将来のこと、くだらないことまで色んな話をしていました。

今は東京と大阪で住む場所も違いますが、こうして久しぶりに会っても昔と変わらずビールを飲みながら話ができて楽しかったです。

なで肩さんのSunday Bestは『ロンドンで購入したノーブランドのハット』
取材のご協力ありがとうございました。

 

あなたのSunday Best教えてください!

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当ブログDRESS CODE.では今後もファッションにこだわりを持つ人のSunday Best(=とっておきの晴れ着)をご紹介していきます!

もしよければ、いま記事を読んでいただいているあなたのとっておきのファッションアイテムを取材させていただけませんか?
取材は都内限定ですが性別・年齢は問いません。
TwitterやInstagramアカウントはもちろん、人に伝えたいご自身の活動などがあれば合わせてご紹介させていただきます。

詳細は各種SNSメッセで相談できればと思います。気軽に連絡してください!!

 

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