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当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
冬も本番になってくると活躍するのが、防寒性の高いコート。
中でもインナーをたくさん着込めたり、フードが付いていたりするとさらに暖かさが増します。
今回はそんな防寒性の高いアウターの代表格であるモッズコートの着こなしポイントを解説していきたいと思います。
どうしてもカジュアルで同じようなコーディネートに偏りがちなモッズコートですが、アイテム選びや色合わせなどで雰囲気をガラッと変えることも可能ですよ!
モッズコートの特徴
モッズコートは別名「M-51」や「M-65」とも呼ばれ、もともとは軍用のジャケットの上から羽織るパーカーが起源です。
ですので基本的なカラーリングはカーキ色です。
また本来はジャケットの上からガバッと羽織るような使い方がメインだったので、得に古着などではゆとりのあるサイジングの物が多いです。
あまりにもサイズが大きいので古着のモッズコートでは、XXSなどサイズの小さいものは稀少性が高く高値で取引されています。
↑ Sサイズでもこんなにビッグシルエットなります。(Pic by ヤング衣料店)
最初は合わせやすいモッズコートを
ですがもちろん最近ではファッション性を重視した、細身の物やカーキ色以外のモッズコートも販売されています。
いきなり古着は難易度が高いので、モッズコートを着てみたいという人はまずそういった物から取り入れると着こなしやすいですよ!
モッズコートの着こなし
モッズコートをどのように着こなせば良いのか、実際のコーディネイト例を紹介いたします!
定番のミリタリーテイストから、大人っぽいモッズスタイル、春を先取りしたスタイルまで様々なコーディネイトをご覧あれ!
黒スキニーと合わせてIラインコーディネイトに
(Pic by WEAR)
モッズコートの着丈の長さを活かして、パンツも細身のブラックをチョイス。
これにより縦長シルエットを作り出し、すっきりとしたラインが生まれます。
ロールアップした足元から覗かせたソックスとインナーのカーディガンの色を揃えているのもポイント。
デカリュックと合わせる
(Pic by WEAR)
モッズコートに合わせるバッグは何と言ってもリュック。
特に上のコーディネイトのように大きめのものを合わせると格好良いストリートスタイルに。
ニットキャップなどの小物でさらにストリート感を強調していますね。
この時もパンツは細身が基本です。
ダブルジップの上だけを閉める
(Pic by WEAR)
モッズコートはダブルジップになっていることが多いです。
このタイプは上のコーデのように上部だけジップを閉じ、フードカバーをすることでいつもとは違ったイメージで着こなすことが可能。
モッズコートのコーディネートでマンネリ化してきた際は、一度試してみてください。
赤チェックアイテムと合わせてUKロックっぽく
(Pic by WEAR)
モッズコートのモッズとはもともと、かつてイギリスの若い労働者を中心にロンドン近辺で流行した音楽やファッションをベースとしたライフスタイルのことを指します。
ですのでモッズコートはUKスタイルと相性が良いです。
上のスタイルのように赤チェックを合わせれば一層UKっぽさが出ますね。
画像では赤のスニーカーを履いていますが、ここにジョージコックスやドクターマーチンなどを合わせてもドンズバです。
濃いめの色使いでカジュアルさを払拭
(Pic by WEAR)
カーキのモッズコートはかなりカジュアル感の強いアイテムですが、このスタイルのようにリジッドデニム(色落ちしていないデニム)を選んだり、トップスをダークトーンでまとめることで大人っぽさを醸し出すことも可能です。
色合いだけでなく、スウェードのチャッカブーツや足元のロールアップなど、アイテム選びや着こなしも上品さを加速させています。
それにしてもこのモッズコートかっこいですね!!
色使い一つで春の装いに
(Pic by WEAR)
こちらのコーディネートは今までと違って一気に春めいたイメージがします。
薄めのカーキ色のモッズコートに、オレンジのニット、色落ちしたデニム、発色の良いグリーンのスニーカー。
アイテムの色味を全て明るめで統一すれば同じモッズコートでもここまで雰囲気が変わります。
さらに白ソックスを覗かせてトートバッグ。コーディネイトの方向性が徹底しています。
服をたくさん買わなくても、着こなし方でコーディネートのバリエーションが広がるという好例です!
ネイビーカラーを選ぶとイメージがガラリ
(Pic by WEAR)
こちらはデニムにチェックシャツを合わせています。
どちらもカジュアルよりのアイテムですが、モッズコートがネイビーになるだけでカジュアル感はトーンダウンしますね。
コートはコーディネートの中で締める面積が広いので「コートとその他」という切り分け方でアイテムを選べばうまくスタイリングしやすいと思います。
モノトーンにすればモードスタイルも可能
(Pic by WEAR)
先ほどよりも濃いブラックのモッズコートを使い、全てのアイテムをモノトーンでスタイリング。
ここまですればモッズコートのカジュアル感はほとんど感じません。
コートの丈に合わせてインナーも長めのものを使い、縦長シルエットにしているのも見落とせないポイント。
管理人Fukulow個人的おすすめのモッズコート
おすすめを、と思って色々探してみたんですが、AMERICAN RAG CIEのモッズコートはかなり本格的な作りでカッコいいと思います。
フィッシュテール(注1)やドローコード(注2)、ハイネックの作りなど、本格的なディテールを備えながらも、サイジングは細身で使いやすそうです。
生地の色も洗練されたカーキでカジュアルにも、シックにも使えそうです。
あと大事なのはファーの質感ですね。これがチープだと一気に安っぽく見えてしまいます。
(注1)後ろの裾にスリットが入っていること。元の軍用オリジナルに使われていたディテール
(注2)胴体についている紐。これまたオリジナルに備わっているディテール。引っ張ることでシルエットに変化もつけられる。
お値段は安くはないですが、その分こだわって作られていることがしっかり伝わってきます。
1着持っていると数年は使えそうなデザインです。
冬はコートのイメージをどれだけ変えられるかが勝負
いかがでしたでしょうか?
冬はコートを一週間毎日変える、なんてことはなかなか難しいので、どうしてもコーディネートが単調になりがちです。
だからこそ同じコートを使って着こなしで雰囲気を変えることが重要になってきます。
冬は夏と違って色々な小物も充実しているので、そうしたアイテムもうまく使ってコーディネートを組みたいですね!
近いうちに冬の小物特集なんかも書いてみたいと思います。
それでは〜!
最後までお読みいただきありがとうございます!