地元を離れ東京に出てきてから数えて3つ目の部屋を選んだ決め手は、バルコニーから川が見下ろせるということ。
春は近くに咲いた桜の葉がこぼれて川が桜色に染まり、夏は日差しを反射してガラスみたいにピカピカ光るのを、なんとなくバルコニーから眺めるのが好きでした。
2つ目に住んだ部屋はバブル期に建てたマンションを改装したらしく、ベッド脇にラブホテルみたいにレバーで電気を調整する機械が備え付けられていたのが新鮮でした。
ぼくも男の端くれ。意中の女子が来た際はその機械を使ってスマートかつ無段階に、そしてシームレスに部屋の電気を調節しようかと目論んでいましたが、ついぞ女子が上り込むことはなく毎晩その機械を操作して一人眠りについたのでした。
こんな調子で仕事の都合もあって上京してからすでに4回も部屋を変えているのですが、引っ越しは昔から割と好きなタイプ。環境を変えると暮らしも変わって、新しい発見や思い出が生まれるから。
そしてその環境というのは住む部屋だけでなく、毎日使う道具にも同じことが言えるはず。PC、タブレット、スマートフォンにカメラ、イヤホン。日々使う道具を新調するとなぜだか無性にワクワクするのは、それらが暮らしに新しい風を運んできてくれるからなのかも。
11月はいつものファッション記事だけでなく、Fukulowが最近変えた道具について語っていければと思います。
道具を変える、暮らしが変わる。
これから紹介していく道具もきっとぼくの暮らしを変えていってくれるでしょう。スマートかつ無段階に、そしてシームレスに。