4月13日に発売されたSONYの超小型カメラRX0 Ⅱを購入しました。
まだ購入して数日ですがこの変わった手乗りカメラを購入した理由や、2日ほど使ってみたファーストインプレッション、撮影した写真などをご紹介したいと思います。
動画でもレビューしました!
YouTubeでもレビュー動画を投稿しました!RX0 Ⅱで撮影した写真や動画も紹介しているので、ぜひ合わせて見てみてください!
RX0 Ⅱというカメラについて
まずはRX0 Ⅱというカメラについて、主要なスペックを簡単にご紹介。
細かい進化点などは公式サイトを参照してもらうとして、ぼくが購入を検討する際にチェックした項目を中心にまとめてみました。先代の良い点は引き継ぎつつ、細かな使用感などは着実に進化しています。
センサーサイズ | 1.0型Exmor RS CMOS |
有効画素数 | 1530万画素 |
焦点距離 | 24mm |
F値 | F4(固定) |
最短撮影距離 | 20cm |
バッテリー | 静止画撮影時 約240枚 |
4K動画 | 撮影可能(30fps) |
チルト液晶 | あり |
サイズ | 幅59×高さ40.5×奥行き35(mm) |
重量 | 132g |
スペック表はこんな感じ。赤文字で書いた項目は初代RX0には無かった機能や、RX0と比較して進化している点です。
180度チルト液晶で自撮りが簡単に
まず何と言ってもRX0 Ⅱの目玉機能は、液晶が180度チルトして自撮り可能になった点。セルフィーやVlog動画などを撮影するとき、構図を簡単にチェックできるようになり用途が一気に広がりました。
下方向には90度ほどチルトが可能。自撮りをしない人でも、この小ささを活かした大胆なローアングルやハイアングル撮影がグッと簡単になりました。
最短撮影距離が50cm→20cmに
RX0 Ⅱは初代RXに比べて最短撮影距離が50cm→20cmになり、被写体にグンと近づけるようになりました。
ギリギリピントが合う最短距離でカメラを構えると大体このくらい。先代のRX0はこれの2倍以上と考えると、かなり寄れないカメラだったということが分かります。
そして上の状態で撮影した写真がこちら。24mmの広角レンズで最短撮影です。中央のピント部から左側に向かってボケの変化も参考にしてみてください。
ちなみにテーブルでご飯などを撮ると最短撮影距離20cmでこのくらい。これが最短撮影距離50cmだと構図を整理するのにトリミングが必要になりそう。
最短撮影距離の改善がいかにありがたいかを、ひしひしと感じました。
RX0 Ⅱを購入した理由:フィルムカメラのサブカメラに
旧モデルから進化した点について軽く触れたところで、ぼくがこのカメラを購入した理由を簡単に紹介したいと思います。
今回ぼくは主にフィルムカメラを使うときのサブカメラとしてRX0 Ⅱを購入しました。
ぼくは普段から、プライベートでの写真はほぼフィルムカメラで撮影しています。
ただ日常写真はフィルムカメラで十分なのですが、ブログに載せる写真や記録写真的なものはどうしてもデジタルの方が便利だし使いやすいんです。
例えば旅行の時なんかは思い出はフィルムカメラで残したいけど、旅先で見つけた美味しいご飯屋さんの情報はデジタルで撮影してサクッとシェアしたい。
そんな思いからこれまではフィルムカメラとは別に、RX100M3を持ち歩いていました。
そんなところに発売されたRX0 Ⅱ。RX100M3と同じく180度チルト液晶が搭載され、同じセンサーサイズなのに圧倒的にコンパクト。
ズームができなかったり操作性にやや不満は残りますが、サブ機として考えた時に最優先事項はとにかく軽くて小さいことだと判断して購入を決めました。
もっとフィルムカメラで写真を撮るために、フィルムでは補えない穴を埋める役割として選んだのがRX0 Ⅱでした。
RX0 Ⅱを使って感じた良い点
そうした理由から発売日に購入したRX0 Ⅱ。ちょうどその週末に京都旅行に行く予定だったので、2日ほど重点的に使ってみました。
まだレビューするには日が浅いのですが、まずは使ってみたファーストインプレッション的な感想を良い点、気になる点に分けてご紹介します。まずは良い点から。
どこにでも持ち出せる携帯性
先代モデルから変わらないシリーズの特徴である、コンパクトボディ。もちろんぼくもその点に惹かれて購入したのですが、実際に使ってみるとその小ささは驚き。
カメラを持っているという感覚が全くないので、どんな軽装のときでも常に携帯できます。
ぼくは旅行中、カラビナ付きのキーホルダーを装着して、常にベルトループに引っ掛けて使っていました。
カメラを2台持ち歩くと取り回しが苦労するし、そうはいってもサブ機をバッグに入れておくと毎回取り出すのが億劫。これまでのぼくがそうでした。
RX0 Ⅱなら腰にぶら下げておけば持ち運びにも困らないし、使いたい時にいつでもスタンバイ状態。サブ機としての役割をきっちりと果たしてくれました。
画質はさすがRXシリーズ
おもちゃみたいにコンパクトなRX0 Ⅱですが、高画質が売りの高級コンデジRX100シリーズと同じ1型センサーを搭載し、レンズはカールツァイス製。
F値がF4固定という使いづらさはあるものの、画質はさすがRXシリーズと思わせてくれるほど高精細です。JPG撮って出しで撮影した写真をいくつかご紹介。

ISO 1600でも十分きれい
背景を大きくぼかしたような撮影はできませんが、パンフォーカスした風景写真や、自然なスナップ写真は得意。この小さいボディで撮影した写真とは思えないほどの描写です。
RX0 Ⅱを使って感じた気になる点
次は使って感じた気になる点をいくつか。クセの強いカメラだけに、弱点ももちろんあります。
バッテリー持ちがやや悪い
まず最初に感じたのがバッテリー持ちの悪さ。公称値も静止画で約240枚と心もとない数値ですが、実際に使ってみると半日くらいでバッテリーが無くなる感覚。
USB充電にも対応し充電しながら撮影も可能ですが、1日中アクティブに使いたい方は予備バッテリーが間違いなく必要になりそうです。
動画撮影時にピント固定なのが残念
チルト液晶になったことでVlog的な動画カメラとして期待している人も多いと思います。
ただRX0 ⅡはAF方式がAF-Sのみ。録画ボタンを押した時に合わせたピント位置は撮影中固定されたままです。
例えば自分の顔にフォーカスを合わせた状態で奥の建物にピントを写したい場合、一度撮影を中断して再度奥にピントを合わせて撮影し直す必要があります。
1インチセンサーでF4固定なので多少のズレなら気になりませんが、大きくピント位置を変えたりといった撮影には向いていないと思います。
背面液晶の保護フィルムは必須
最後にこれはぼくの使い方が悪いのが原因ですが、背面液晶の傷に注意。
堅牢性の高いカメラなのでついバッグに裸で放り込んでいたら、さっそく背面液晶に傷がついてしまいました。。
Amazonではすでに社外製のRX0 Ⅱ用背面保護フィルムも売っているので、傷をつけたくない方は早めに購入しておくことをオススメします。
小型軽量に価値を見出せれば秀逸なカメラ
というわけで思ったよりも長くなってしまいましたが、発売したばかりのSONY RX0 Ⅱを購入して2日ほど使ってみた印象を書いてみました。
誰にでも勧められるカメラではないですが、この小型・軽量というRX0 Ⅱ最大の特徴に価値を見出すことができればとても秀逸なカメラだと感じました。
ぼくはもとよりフィルムカメラをメインに据えた際のサブカメラという位置付けで購入したので、今のところ概ね満足しています。
これからもっと使い込んで感じたことに変化があれば、改めてブログでレビューしたいと思います。