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ストリートスナップの持つ4つの魅力を、作例と合わせて語りたい。

ここ1年くらいでぼくの写真撮影スタイルは結構大きく変わったような気がします。

これまでも写真自体は撮っていたものの、使う用途といえばブログで使うブツ撮りや取材撮影がメインでした。

それが最近はカメラを街に持ち出して、スナップ撮影を積極的にするようになりました。

好きになった理由は明確でフィルムカメラを使うようになったから。フィルムカメラを使い始めた時期と、ぼくがストリートスナップを始めた時期がちょうど重なっています。

この記事ではすっかりストリートスナップにハマってしまったぼくが、ストリートスナップの魅力を語ろうと思います。

実際に撮影した写真も載せながら紹介していくので、ぜひスナップの面白さを感じてもらえると嬉しいです!

 

そもそもストリートスナップとは?

ストリートスナップの魅力を語る前に、まずは知っているようで知らないストリートスナップという言葉の定義からお話します。

とはいってもWikipediaからの引用ですが、スナップ写真とは「下準備その他特にせず、日常のできごとあるいは出会った光景を一瞬の下に撮影する写真」のこと。ストリートスナップは上のような撮影を路上(屋外)で行うことです。

 

1.その瞬間しか撮れない“一回性”

ベストロケーションを探してそこでスタンバイする風景写真や、スタジオでライティングを作り込むポートレートと違って、ストリートスナップというのは常に変化し続ける時間の一瞬を切り取る行為。

街や天気や行き交う人など、2度と同じ瞬間なく流れ続けるたくさんの要素の中から、自分が「これは」と思うタイミングでシャッターを押す。

良い写真が撮れた時は嬉しいし、“その瞬間”を逃した時はすごく悔しい。この一回性がストリートスナップの難しさであり、楽しさでもあるとぼくは思います。

夕暮れ時、海沿いを歩く学生

昼下がりの公園で昼寝をしているカップル

雨に濡れる車道を行き交う車と人

訪れるかどうかも分からないその一瞬に向けて、カメラを構えて街と向き合うという行為はとってもエキサイティング。

 

2.偶然の面白さ

普段はなかなか見れないような人の面白い瞬間や街のエラーを見つけた時、それを写真に収めるのもストリートスナップの面白さです。

疲れて昼寝休憩しているタクシー

自撮りお兄さんと、撮られてると思ってピシッと警備員さん

テレコカラーな2人

「6」が壁から飛び出している

撮ろう!と思ってもなかなか撮れない・出会えない光景を写真に収めることができる(時もある)のがストリートスナップの面白さ。

 

3.被写体の自然な様子を撮影できる

「撮るよ!」と言われると途端に顔が硬くなったり、かしこまったりしてしまうのが人の性。

ストリートスナップは被写体が撮られることを意識していないので、自然な表情や自然な様子を撮影できます。

2人の関係性がよく分かる1枚

ついやっちゃうよね

これは街を撮るだけでなく友人を撮るときにも有効。振り向きざまにカシャっと撮れば、友人の自然な笑顔が撮影できるかも。スナップは被写体の表情を引き出す手段でもあります。

海外でのスナップが楽しい

海外でスナップをすると、現地の人のリアルな生活やその中での様子をありありと撮影できるのが楽しいです。

ぜひ海外に行った際はカメラを片手に街をのんびり散歩してみてください。

 

4.写真の中で自由にストーリーを作れる

ストリートスナップは撮影者と被写体の関係性がほとんどない中で行われる撮影。なので被写体の背景(バックボーン)や事情を色々と想像しながら、写真を撮ることができるのが楽しさの1つ。

右側の彼が、左の彼女を口説いているように見える

こちらは女性が落ち込む男性を励ましているような

例えばカップルだと知って撮影を始めると、どうしても“カップル然”とした写真を撮影してしまいがち。

でも被写体のことを知らなければ、自分で被写体の情報を補完しながらその情報をストーリーとして写真の中に収めることができます。

ちょっと険悪な雰囲気に見える

全てをリアルに写す動画と違って、写真はその一瞬を静止画で切り取って誇張するもの。だからこそ動画にはない楽しみ方が写真にはあるのだと思います。

 

動画でもお話しています

この記事の内容をYouTubeでもお話しています。動画では前後編として、後編でスナップ撮影で意識していることについても解説。よければ合わせてご覧ください。

 

周囲に迷惑を掛けないように気をつけよう

ここまでストリートスナップの面白さを書いてきましたが、外で写真を撮るというのはトラブルの元にもなる場合があります。

撮影禁止の場所では撮影しない、他の人に迷惑を掛けないといった最低限のルールはもちろんのこと、通行人の顔が大きく写り込んだ写真は控えるなどマナーを守ってストリートスナップを楽しんでくださいね。

ちなみに「どこまでは撮影OKでどこまでがNGなの?」という方には、アサヒカメラ編集部から発売されている『写真好きのための法律&マナー』という本を読むのがオススメ。

法律の観点からだけでなく、実際に撮影した写真を元にOK/NGが例示されていて写真好きにはとても役に立つ1冊。ぼくもこうした本を参考にしながらスナップ撮影を行っています。

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